あなたの周りにも体内に取り込まれる毒の危険はいっぱい! バンコク ヘルスケアライフ ❤ RENE Thailand

百害あって一利なしと言われる「有害ミネラル」「化学物質」等は、解毒システムが整っている私達の身体であっても、なかなか体外に排出されないものです。

様々な形で毒の危険に侵されている現代ですが、意外とみなさんの意識が低いのが現状です。

 

そんなことから、シリーズでデトックスに関する記事をご紹介されせていただいておりますが、今回は私達の体内に取り込まれた毒素

にはいったいどんなものがあるのか? 私達の周りに潜む日常的な毒素の種類について、ご紹介していきたいと思います。

目に見える毒素と目に見えない毒素

 

 

毒といっても目に見えるものでもなく、いきなり体調を崩すものでもないため、あまりピンとこないのが現実ですよね~

普通の生活を送っていて、毒素を体内に取り込むことがあるなんてあまり想像がつかないことだと思います。

けれど、合成化学物質で溢れてた現代社会では、私達は、毎日毎日きづかずに、常に毒素を体内に取り込んでいるのです。

毒素の中には、「見えにく毒素」「見える毒素」があります。

 

見えにくい毒素の代表は有害金属です。

例えば、

・大型魚や歯の詰め物から水銀

・排気ガスや水道水から鉛やカドミウム

・農薬からヒ素

等を体内に取り込んでいます。

 

 見える毒素としては、「便」「体脂肪」等があります。

腸内に長時間便が溜まると、悪玉菌が過剰に増加します。

すると免疫が低下し、肌荒れやニキビ、むくみなどの原因になるのですが、便秘になったときに吹き出物がでたりニキビが悪化したりという経験を持たれた方は多いと思います。

また、体脂肪は、肥満に直結し、外見上の問題はもちろん、高脂血症や高血圧、糖尿病といった生活習慣病の温床となります。

 

このように、明らかに毒素とわかる有害物質の他に、私達があまり深刻に考えていない「便」や「体脂肪」も実は、毒素になるのです。

 

毒素のうちの「便」「体脂肪」については、別の機会にその毒性をご紹介させていただくとして、今回は毒素のうち「有害金属」は、どのように体に悪さをするのか?

ということについてご紹介します。

有害金属(ミネラル)の危険性

 

長年解毒の研究をされている、広島県福山市の福山中央病院大森隆史院長は、有害金属について

「有害物質は、酵素や細胞内のたんぱく質と結合することで、細胞間の情報伝達を邪魔し代謝を悪くする」

と述べられています。

 

例えば、

・血中に入った鉛は、鉄の変りにヘモグロビンの中に潜り込み、酸素を運べなくしてしまいます。

・鉛はカルシウムの代わりに骨にくっついてしまいます。

 

大森院長は、このことを「割り込み」という言葉で表現されていますが、つまり有害金属は

代謝に必要な酵素に結合して、働きを抑えることでさまざまな不調を引き起こす

という、悪さを仕掛けてくるのです。

 

ダイエットの面でも、体脂肪が燃えにくく、ダイエットにもマイナスになります。

さらに、

体内に有害金属が多いと活性酸素が増えるため、性酸素が発生している状態で有酸素運動を行えば大量の活性酸素が発生して体にダメ―ジを与える

そうです。

有害金属(ミネラル)が溜まりやすい体内の場所

 

このように、有害金属が様々な不調を起こすことが、わかってきてるのですが、排出されないまま体内にとどまった有害金属には、それぞれ溜まりやすい場所があるそうです。

下の図が、溜まりやすい場所を示した図になります。

例えば、カドミウムは腎臓に溜まって、腎機能障害を起こします。

すると体内のカルシウムの排出が進み、それを補うため骨からカルシウムが溶けてもろくなります。

また、水銀は脳や中枢神経に溜まりやすく、神経障害を引き起こします。

脳のグルタミン酸神経は学習のために重要な働きをするのですが、水銀や鉛にはここに深刻なダメージを与えるそうです。

さらに、最近は、子供の自閉症に有害金属が関係していることがわかってきています。

では、こららの有害金属は、いったいどこから私達の体内に摂取されているのでしょうか?

有害金属別に、摂取経路と蓄積される部位についてまとめてみました。

有害金属(ミネラル)の摂取ルートと体内に蓄積された場合の弊害

 

有害金属(ミネラル)の中でも、日常生活の中で体内に摂取される機会が多い、水銀、アルミニウム、鉛、ヒ素、カドミウムについて、摂取ルートと体内に蓄積された場合の弊害については次の通りです。

 

水銀

〇  摂取ルート:魚介類、昔の歯の詰め物(アマルガム)、予防接種のワクチン、化粧品、農薬等から

〇  蓄積する場所:主に腎臓、骨、肝臓に蓄積する。

〇 過剰に蓄積すると起こる弊害:

腎臓、肝臓障害、感覚障害等が起こる

めまい、しびれ、頭痛、難聴、うつ、脱力感、アトピー性皮膚炎、食欲不振、アレルギー疾患、脂肪燃焼の阻害による肥満

 

 

アルミニウム

〇  摂取ルート:調理器具、アルミ缶などから

〇  蓄積する場所:主に骨、皮膚、脳に蓄積する。

〇 過剰に蓄積すると起こる弊害:アルツハイマー病との関連も指摘されている。

〇  摂取ルート:水、缶詰、たばこの煙、排気ガス、ヘアカラー等から

〇  蓄積する場所:主に骨、肝臓に蓄積する

〇 過剰に蓄積すると起こる弊害:疲労、頭痛、貧血、不眠などの原因になる

ヒ素

〇  摂取ルート:残留農薬、水、魚介類、殺虫剤、除草剤、ヒジキ、合成ゴム、プラスチックなどから

〇  蓄積する場所:体内のほとんどの組織に蓄積する

〇 過剰に蓄積すると起こる弊害:皮膚障害、全身疲労などの原因になる

カドミウム

 

〇  摂取ルート:排気ガス、たばこの煙、水、土壌、農作物などから

〇  蓄積する場所:主に腎臓、肝臓に蓄積する

〇 過剰に蓄積すると起こる弊害: 腎臓、肝臓障害、骨の異常等の原因になる・貧血、情緒不安定、神経疾患、こどもの発育阻害

 

 

 

怖い経皮吸収

 

摂取ルートとしては、大きく分けて3つあります。

① 口から何かを食べて様々なものを体に吸収する経口吸収ルート

② 皮膚を通じて成分が体内に浸透する経皮吸収ルート

③ 呼吸により取り入れる経気道吸入ルート

 

経口吸収は、体に入った90%が体外へ排出されます。

食べ物に添加されている合成化合物質や、究極の化学物質を言える薬でさえも腎臓が解毒し90%は排出されるのです。

排出される期間としては、体に入って10日程で排出されると言われています。

なので、お医者さんや研究者などが、「人の体には本来解毒の作用が備わっており、デトックスをして体外に排出する必要はない」と言うのは、この肝臓の素晴らしい解毒作用のことを言っているのです。

 

経皮吸収では体に入った90%が体内で蓄積されます。

ところが・・・

最近、経皮吸収がとても問題になってきています。

経口吸収に対して、経皮吸収された合成化合物質が体外に排出されるのは、たった10%程度であり、90%は体内に残ってしまうのです。

 

そして、怖いのは、経皮吸収された合成化合物は体内の脂肪分に蓄積されるため、皮下脂肪、内臓脂肪に溜まるのです。

体の部位でいうのなら、脳(脳の重量の60%は脂です)や肝臓などに溜まりやすいと言われています。

さらに、男性であれば前立腺女性であれば乳房と子宮に多く溜まるのです。

 

本来、皮膚にはバリア機能があるため、分子の大きい物は吸収されることはありません。

ところが、最近は化粧品、シャンプー等、お肌に有効な成分を吸収させるためにそのバリア機能を壊す界面活性剤等が使われており、皮膚のバリア機能をすり抜けて体内に吸収される化学物資が増えてきています。

また、DDTをはじめとする殺虫剤や、汗によって微量に溶け出した金属イオンなどが皮膚から吸収されることは昔から知られていたことなのです。

経皮吸収されやすいものとは?

 

例えば、経皮吸収されやすいものとして

① ニコチンタバコに含まれる依存性成分

② エストラジオール – 美容液に使われるエストロゲンの一種で女性ホルモンと同じ働きをする薬剤

③ ニトログリセリンダイナマイトに使用される爆発性のある物質で狭心症の薬として使われる

④ フェンタニル鎮痛剤や麻酔剤として使われる薬剤

⑤ 水銀 – 神経系にダメージを与える有害金属で自然界にも存在する。

等が挙げられています。

 

そして、

日常使われるもので、危険とされているのが

・頭皮に直接触れるシャンプーを始めとするヘアケア製品

・口内の粘膜に触れる歯磨き粉

・生理用ナプキン

等があります。

 

一般に脂肪性で、分子量が1000以下のものは、皮膚からも吸収されるとそうです。

 

また、経皮吸収が高い部位として、腕の皮膚を基準として見ると

① 頭皮は3.5倍

② 口の粘膜は10~20倍

③ 女性のデリケートゾーンは42倍

と、とても吸収率が高いデータが出ています。

 

合成化合物として体に悪影響、危険を及ぼすものとして認定されているものは

日本 100種類

アメリカ 800種類

EU 4000種類

ということで、日本と欧米では合成化合物に対する認識にかなり差があります。

 

私たちが普段なにげなく使っているシャンプーやリンス、ボディソープなどの入浴グッズのほか、洗濯洗剤や台所用洗剤、また化粧品や毛染め液、パーマ液、香水、歯磨き粉等の品には、石油由来の合成界面活性剤をはじめとして、まだ人体への安全性がよく分かっていない成分が多数含まれています。

 

それが皮膚を通して体内に入り、さまざまな影響を及ぼす可能性があると考えられています。

安全神話に騙されないで!!

ところが数年前まで、日本でもその意見に関して「経皮毒」等真っ赤な嘘だという意見も多数ありました。

データには信憑性がないとか、日常的に経皮毒を体内に蓄積していたら人類は滅亡しているという極端なことを言う人も中にはいます。

 

けれど、現実には、

そもそも自然界に存在しない石油由来の合成界面活性剤などは、人体にとって想定外の物質のため、皮膚のバリア機能が追いつかない」

ともいわれており、経皮毒の研究も進んだことから、経皮毒は私たちの体に危険な影響を及ぼすということが認識されだしました。

健康に生きていくためには、私たち一人ひとりが意識を高め、「できるだけ安全なものを選んでいく」ということと、知らず知らずに取り入れてしまった毒素を日常的にデトックスしていく習慣をつけることが大切なのです。

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