化粧品の防腐剤で生きながらにミイラになる?(経費毒の怖さ) バンコク ヘルスケアライフ ❤ RENE Thailand

前回は、デトックスって何? その効果はあるの?ないの? ということについてご紹介しました。

今回は、デトックスに関連する、とっても怖い話がタイには伝わっておりますので、そのことに触れながら、経費毒の怖さについて紹介したいと思います。

それは、タイ人が経験したある大災害にありました。

 

今回は、その大災害の際にタイで非常に問題になったことと、経皮毒・経皮吸収に関する成否意見等についてご紹介していきたいと思います。

 

 

腐らない遺体の顔 〰スマトラ沖大地震の発生〰

 

2004年12月26日

インドネシアのスマトラ島沖で地震がありました。

その際に起こった大津波で、多くの方がお亡くなりになりました。

 

クリスマスの後ということで、おおくの外国人客が、タイプーケットに観光に来ておりました。

 

スリランカ、インド、モルディブ、アフリカ諸国等には、スマトラ島沖地震の発生から、ジェット機並みの速度で津波が押し寄せました。

 

それに反して、タイのプーケットに津波が押し寄せたのは、地震発生後の2時間30分後でした。

それなのに、タイのプーケットでは、避難が間に合わずに多くの命が奪われました。

 

国際津波速報のシステムが無かったことが大きな原因なのですが、地震予測の観測体制の不備から

「世界最悪の人災による悲劇」ワースト5の1つとなります。

 

そして、この時の遺体確認の際に、とても不思議な現象が見られたと言います。

 

 

それは・・・

日本人を含む、先進国の外国人女性の顔の腐敗速度が、男性や後進国の女性に比べて、非常に遅い

というものです。

ご遺体の身体は腐っているのに、顔だけが腐らないのです。

 

そのため、遺体の判別が容易であったそうなのですが、この不思議な現象を、現地メディアは大きく報道しました。

 

 

遺体を検視した法医学者は

 

化粧品に含まれるパラペンやエデト酸などの防腐剤が、

腐敗しなかったご遺体の身体に残留していた可能性が否定できない

 

と唱えているそうです。

 

 

このことは、

腐敗の進行を遅らせるほど強力な防腐剤を体内に築盛しても果たして危険ではないと言い切れるか?

という問題を提起してくれています。

 

この災害があってから、タイの富裕層の間では、オーガニックの一大ブームが巻き起こったそうです。

 

 

経皮毒・経皮吸収という言葉

 

 

現在でも、「経皮毒」や「経皮吸収」という言葉をブログ等で使うと、それらに反対意見を述べる人達から抗議を受けることがあります。

 

なぜ、こんなに「経皮毒」「経皮吸収」という言葉に、過激に反応するのか?

そのことの方が不思議でなりません。

 

その背景には、

 

医師や医療関係者、経皮毒となる成分を使用して製品加工している会社等が、

経皮吸収の有害性に対する反対意見をかなり積極的に展開されていた・・・

 

ということがあります。

 

 

どのような意見があったのか、紹介したいと思います。

 

人は日常的に様々な元素や化学物質を取り込み、排出しています。その中には有害な物質も確かに含まれていますが、そもそも人体には肝臓や腎臓をはじめとして体にとって有害な物質を取り除くシステムと備えていて、少しずつ尿や便などとして排出されていきます。

もちろん何らかの理由で多量に毒素を取り込んだ場合は、治療として医師による解毒が施されますが、巷で言われているようなデトックス法には、特定の物質を無害化したり体外に排出させるという仕組みの化学的・合理的根拠が希薄です。

たとえ研究が行われていたとしても、それは往々にして動物に特定の物質を多量投与した研究結果で、人が日常的な生活で摂取する量とはかけ離れています。このような研究データを、人にストレートに当てはめて論じることには無理があります。

人でも調査もあるにはありますが、いいかげんな研究方法で、信用に乏しいのが実情なのです。

(引用文:科学ライター松永和紀さん)

 

上記の意見のように、今までは少量だから、微量だから問題はない」という意見が経皮毒を否定する意見の根底にあったのです。

 

 

今までの日本は、たとえ毒性のある化学物質でも

「使用量」によって安全とされてきた

わけなんですよね〰。

 

 

これらのことを踏まえて、欧米諸国では「日本の常識は非常識」とまで言われているのです。

 

 

しかし・・・現在では、

経皮吸収によって有害化学物質が体に与える害を回避する

ことを謳ったオーガニック製品が非常に増えてきています。

 

 

それはなぜでしょうか?

 

それは、

経皮毒、経皮吸収の現実を、認識しだしている

という証拠だと思います。

 

 

経皮吸収の婦人科系疾患・胎児への影響や胎内記憶の研究の第一人者としても知られる、産婦人科医・池川クリニック(横浜)院長の池川明先生は自己の著者「女性を悩ませる経皮毒」(日東書院)の中で次の様に述べておられます。

経皮吸収については、1900年代の終わり頃、石油系の化学合成物質が洗剤などの日用品にも多く使用されるようになり、それが皮膚のバリア機能を通過して健康被害を起こす可能性が高いことを懸念した薬学博士たちが『経皮毒』という言葉を使って、世に警鐘を鳴らしたことがあった。

しかし当時は、皮膚は外界からの異物の浸透を防ぐバリア機能を担っているため、皮膚から物質が吸収されることはほとんどないといわれ、その説を疑問視する声が高かった。

その後、20年以上を経た現在、物質が皮膚を通過する可能性について、ほとんどの科学者・医学者たちの容認するところとなり“経皮吸収”という言葉が広く流布するようになった。2018年1月19日には厚生労働省から、『アレサガテープ』というアレルギー性鼻炎を対象とした経皮吸収型製剤が認可された。

この薬は、アレルギー性鼻炎の治療薬として血中の薬物濃度を維持することが可能で、1日1回の貼付で24時間安定した効果が得られるとある。様々な研究や、皮膚に貼るパッチ薬の普及なども含め、水回りで使われる日用品などに含まれる有害化学物質が皮膚から吸収される可能性は、もはや否定できない時代となった。

(産婦人科医・池川クリニック(横浜)院長の池川明先生の著者「女性を悩ませる経皮毒」(日東書院)より引用)

 

ということで、先生は、

現在では経皮吸収についての認知は広がってきている

と述べられておられ、個人的にはとても安心しました。

 

 

また、英国デイリーレグラフの報道では、

くの人が、一日に20種類以上の美容製品を使用して外見を磨く努力をしているが、そのうち90%が使用期限の過ぎた化粧品を使用している

と伝えております。

 

さらに、化粧品を使うことで、

毎年皮膚から約2㎏の化学物質を体内に吸収しており、化粧品に含まれる合成物質は皮膚炎を引き起こし、老化を促進し癌の発病などの副作用の危険性を持っている

とも述べています。

 

また、生物化学研究家のバンシー氏は、化粧品の研究を3年間行い

「我々は皮膚に使われる製品を研究してきたが、それは製品中に含まれる化学物質の安全性を宣伝するためではない。これらの化学物質がすべて混ざった場合、どのような反応が発生するのか今のところ分からないが、おそらくそれぞれの単品のもたらす影響を合わせたものより、影響は大きいはずだ」

 

と述べています。

 

このバンシー氏は、

皮膚から吸収される化学物質は、口から入っていくものより危険だと考えており「もし、口紅が口の中へ入ってしまったとしても唾液中の酵素が分解してくれるが、皮膚から入ったものは直接血管に入ってしまうので、防ぎようがない」

とも述べています。

 

日本での経皮毒の確認事例

 

 

経皮毒や経皮吸収については、長い間、多くの科学者や研究開発者等は

有害な化学物質が皮膚から浸透してくるということや、

皮膚から入る恐ろしさを認識していなかった

というのが事実だと思います。

 

 

日本で経皮毒による被害とされている例があるので、それも紹介しておきますね。

 

1260〰70年代の報告事例

 

洗剤による肝臓、脾臓、腎臓機能の障害が報告されます。

 

飲食店で皿洗いをしていたアルバイト学生の間で

「手の皮がボロボロになった」

ということが起きていました。

 

このことは、

洗剤に含まれている合成洗剤の成分が手の表皮に害を与えているんだろ

という認識はされていたものの 、

体内にまで入り込んで毒性を発揮している

等とは、多くの科学者も皮膚科の医師さえ認識していませんでした。

 

 

やがて・・・

食道で働くパートの女性達に肝機能障害を持つ人が増えだしました。

 

そして、合成洗剤を使うと肝機能食害になることがわかりました。

 

けれど、対策としてビニールの手袋をするようになったことにより、この問題は事実関係を追及することもなく、いつの間にかうやむやに消えてしまいました。

 

 

2011年の報告事例

 

石鹸に配合されていた加水分解小麦粉によって、小麦粉アレルギーが発現する。

 

小麦粉製品(パン、うどん等)が食べられなくなった事例が1500件以上報告されています。

 

次の関連記事はこちら