運動機能は、身体のなかのさまざまな筋肉や関節が正しく連動することで成り立っています。

しかし、脳血管障害や脳外傷、脳性麻痺などの患者は、中枢神経のコントロール機能に異常が生じ、ものを持ち上げる、身体の一部を触るといった、複数の関節と筋肉が絡む動作ができなくなることがあります。

協調性訓練は、理学療法士の指導の下、同じ動作を何度も繰り返すことで、異常な運動パターンの信号を取り除く訓練です。

平衡感覚を保つバランス訓練なども、協調性訓練の一種です。