このサイトを運営している「バンコク リンパマッサージ&理学整体RENEスパ」では、筋肉や関節等の怪我や病気の治療の他、ヘルスケアやヘルスコーチングを行う治療院になるのですが、スタッフである理学療法士さん達は、アジアでもトップレベルの手技療法治療の技術と健康に関する様々な知識を有しております。
今回は、タイの理学療法士の仕事の内容についてご紹介していきます。
理学療法士は身体機能の回復と生活の質の向上のお手伝いをします。
理学療法士の仕事の内容は、
① 病気や事故などにより、身体に障害や不自由を抱えた人や、身体機能が低下した高齢者などに対して回復のサポートを行う
② 脳卒中での後遺症が残った人、運動能力発達の遅れがみられる新生児や幼児、循環器・呼吸器・内科・難病疾患などの身体的な障害を持つ人に対して、日常生活動作の改善を図る。
等、これらの人の生活の質の向上をめざして運動療法や物理療法を行います。
具体的な例を挙げてみると、
基礎動作能力の回復が必要なケースとしては、脳卒中、脊髄損傷、骨折、変形性関節症などの病気や怪我
があります。
理学療法士は、運動・マッサージ・電気刺激などを用いて、上のような病気や怪我を患った人、一人1人の状態を把握しながらリハビリを行います。
では、バンコク リンパマッサージ&理学整体RENEスパの理学療法士さんは、どのような内容の仕事をしているかといいますと・・・・
彼女達もRENEスパで勤務する前は、理学療法専門の医療センターで勤務していたので、主として病気や事故などにより身体に障害や不自由を抱えた人の回復のサポートのため、リハビリを行っておりましたが、現在は
* 循環器・呼吸器・内科・難病疾患などの身体的な障害を持つ人に対する治療と運動指導
* 肩こり・首のコリなどのオフィスシンドローム症候群に対する治療
* トリガーポイントや筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい とうつうしょうこうぐん, Myofascial Pain Syndrome, MPS)の治療
* 関節炎・腱鞘炎・手足のしびれ、ヘルニア、外反母趾、怪我による後遺症等の治療
* 膝や腰の痛みにより歩行に支障が出ている方に対する治療
* 顎関節症や歯ぎしり、奥歯のくいしばり改善のための口腔内筋肉治療
* 猫背やストレートネック、反り腰などの姿勢の改善
等の治療を行っております。
さらに、RENEスパは、欧米式のスパタイプの治療院になるため、「美容面」でのサポートも行っております。
その内容としては、
* 美容整体(身体のラインを整える・サイズダウンさせる)
* 小顔・リフトアップのためのフェイス整体マッサージ
等があります。
理学療法士は具体的にどんな治療を行うの
理学療法士が行う治療には「物理療法」と「運動療法」があります。
それぞれ、どのような治療内容になるのかを説明しますね。
理学療法士が行う物理療法
体の外部から「温める」「冷やす」「電気刺激を加える」「振動させる」などの物理的な刺激を与えて治療する方法で、主に患部の痛みを和らげたり、血行を促すことを目的としています。
マッサージや、ホットパックなどを用いた「温熱療法」、治療器を用いて電流を体に流す「電気療法」などの方法があります。
バンコク リンパマッサージ&理学整体 RENEスパで行っている理学療法の内容は次のとおりです。
【整体・マッサージ】
* 理学整体 〰 手技
* ディープティッシュマッサージ 〰 手技
* 高齢者や難病等の疾患がある方に対するアロママッサージ 〰 手技
* 子供に対するマッサージ 〰 手技
【温める・冷やす】
* 遠赤外線治療 〰 治療器
【電気刺激を与える・振動させる】
* 電気刺激治療(ES)〰 治療器
* 超音波治療(US)〰 治療器
があります。
理学療法士が行う運動療法
関節の動きや筋力の改善を目的とし、器具や理学療法士の手などを用いて、リハビリテーション対象者の体を動かしたり、リハビリテーション対象者自らが体を動かしたりして治療する方法です。
代表的な方法に、ストレッチや器具などを用いて、狭くなってしまった関節の可動域を増やす「関節可動域(ROM)運動」があります。
タイの理学療法と日本の理学療法の違い
バンコクRENEスパの理学療法士3名は、タイの医科大学を卒業して医学学位を持ち、理学療法士の国家資格を持っていることから、非常に高い知識と技術を要しております。
理学療法の中でおこなう「整体」やマッサージは、目的がリラクゼーションではなく、身体の機能回復や維持のために行うリハビリテーション治療になるため、「気持ちが良い」マッサージではなく、箇所によっては痛みを伴う場合もあります。
店長の私も、昨年突然腕が上がらなくなり、仕事だけでなく日常生活に支障をきたすような状態に陥りましたが、彼女達の治療を受けたことにより、短期間で90%くらいまで回復しました。
そんな実体験をした私が正直に言いますが、「ほんとうに痛い治療でした!!」
けれど、施術が終わった後に「カラダが軽くなって可動域が大幅に広がっている」ことをしっかりと感じることができるのと、数日たっても元の悪い状態に戻らず、確実に良くなっていることが実感できました。
また、続けて回数を重ねて受けることで、確実に身体の機能が以前のように回復して、可動域が大きくなった喜びを感じることができました。
その時は良くなっても、またすぐに元の状態に戻る・・・と言った、タイマッサージ等の負のパターンに陥ることがないのです。
そんな「理学整体」をメインとする理学療法士が行う理学療法ですが・・・
世界中で国家資格を有する療法として認められて凄い医学体系も確立された凄い治療法なのに、あまり一般的には知られていないのが現状です。
日本では、交通事故や部活中の怪我や病気で身体に障害が出られた時にリハビリを受けたりされた方や、医療福祉に興味のある人以外は「理学療法士」という資格を知らない人は多いとのではないでしょうか?
けれどタイでは、伝統療法であるタイマッサージと比較される面が多いことから、国民の認識度が高い職業になり、また欧米では「風邪をひいた時はまず理学療法受ける」という位、薬や注射を使わない安全で安心な日常に根差した治療法として人気があります。
さらに、アメリカなどでは、三次的予防医学に位置づけられいることから、ヘルスケアのために積極的に理学療法を受ける人がいます。
また、欧米スタイルは、現在当店が行っているような「スパで治療を受ける」といった形が多く、おしゃれなスパやエステサロンで、気軽に理学療法の治療を受けることができるケースが多いそうです。
タイでは高い地位と収入が確立された国家資格職業が理学療法士
理学療法士は、世界の共通ルールとして、医者と同じで必ずその国の国家資格を要する職業です。
理学療法士は世界中に存在し、理学療法士を国家資格として定めているのは、世界で105ヶ国あります。
アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン、デンマーク、韓国、タイなど、多くの国で国家資格として理学療法士を設置しているのです。
理学療法の発祥地といえるアメリカやドイツ、スウェーデン、イギリス、オーストラリアなどのリハビリテーション先進国では、理学療法士の認知度はとても高く、地位や年収がかなり保障されているそうです。
タイは、王様を頂点とするピラミッド社会であり、国民の格差がとても大きい国です。
なので、下の階層にいる国民達は伝統療法のタイマッサージを受けて、富裕層の国民達は理療法を受けるという図式があるようで、理学療法を受けることができるのは安定した収入がある印でもあります。
そんなことから、理学療法は安定した収入がある中間層の人達や、富裕層の人達が好む治療方法として好まれ、タイマッサージはお金がない人が頼る民間治療法というイメージが強くあります。
実際には、タイマッサージも2年間学校に通い、国家資格の取得を要する「伝統療法」になり、とても素晴らしい療法になるのですが、低所得者層の職業として広まっているため現実に資格を有している人は少なく、また、資格を有しているタイマッサージ師は病院や理学療法スパ等で治療に当っている人が多いため、スクール経営を兼ねたようなタイマッサージ店以外では、めったにお目にかかることはないのが現実です。
では、タイでの理学療法の現状をお話ししたいと思います。
「日本では柔道整復師の先生が整体治療院をされているところが多いので、理学療法士さんって病院でしか見ないけれど、タイでは、タイマッサージみたいに理学療法を気軽に受けることができるものなの?」
と疑問を持たれた方もいらっしゃるのでは?
また、タイの理学療法士さん達は、かなり地位や年収が保証された職業とされており、理学療法士の資格を取るのはとても狭き門なのです。国家試験を受ける資格として、4年生の医科大学を卒業して医科学位を取らなければいけません。
そして、資格を取った後が大変で、5年ごとにライセンスの更新があり、更新時には試験があります。
更新の試験を受けるにも条件があり、5年間の間に研修を受講し、受講ごとに付与される点数が、50点に満たなければならないのです。また、更新の試験に合格しないと、ライセンスは剥奪されて、もう一度取り直さなければいけなくなります。
このように、とても厳しい義務を課せられているのがタイの理学療法士なので、タイではお医者様と同じように地位も給料もとても高いのです。
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