人間の二足歩行を可能にした歯の役割と抗重力筋との関係とは?

筋肉のコリと痛みの原因は、実は歯の噛み合わせが握っている!!

と言ったら、あなたは信じますか?

さらに、歯の治療が思わぬ病気を招いているとしたら・・・・

 

世の中に多いぎっくり腰などに起因する腰痛のほとんどが、実は噛み合わせの狂いからきており、噛み合わせのわずかな矯正だけで、嘘のように解消されるとしたら・・・

 

この驚きのお話は、近藤信也歯科医が、長年の研究から辿り着いた「重力医学」に基づく、目から鱗の医学理論です。

ということで、歯の噛み合わせが悪いと体のバランスが崩れて、肩こりや腰痛など筋肉の痛みの他、様々な病気を招くということを、近藤先生の著書「歯医者の嘘」から抜粋して、数回の連載でご紹介していきたいと思います。

 

 

二足歩行をするのは地球上で人間だけです

 

この地上で立って歩くの人間だけです。

 

人間の体の最上部には、スイカほどの大きさと重さの頭があります。

しかし、頭を支えているのは、か細い背骨です。

 

日本人男性の成人平均身長は170㎝ほど、

体重は70キロ前後

カラダを支える足の大きさは25センチ弱

足幅はわずか10センチほど

です。

 

これほど大きな体を小さな面積の足で支えています。

 

これはとても不安定なことですが、この不安定なことを可能にしているのが、抗重力筋という重力に抗う筋肉たちなんです。

 

私たちが、立ったり体を動かしたりするためには、骨という骨格の上に筋肉が必要です。

骨だけでは、まったく立つことも歩くこともできないのは、容易に想像できますよね。

骨の上の筋肉があることで、私たちは立ったり、座ったり、歩いたり、走ったり、重い物を持ち上げたりすることが可能です。

 

そして・・・実は

みなさん考えたこともないと思いますが・・・

この筋肉を形成していくためには、幼児期の乳歯がとても大切な役割を担っているんです!!

 

さらに、虫歯や歯周病は、骨格構造病に分類され、筋肉だけでなく体全体へ影響を及ぼすことがわかっているんですよ。

そして、なんと歯の噛み合わせを治すことにより、体のコリや痛みから解放されることが可能なんです!!

 

でも、噛みあわといっても歯並びのことではありません。

重心が正しい位置にちゃんとあれば、正しい噛み合わせができますが、重心が左右や上下にずれていると、歯の噛み合わせもずれてしまいます。

そして、ずれた噛み合わせのまま食事で咀嚼を続けると・・・どんどん体は歪んでいってしまいます。

 

でも正しい重心に整える目的で歯科医にいっても、きっと「おかしなことを言う患者さんだな」だと思われちゃいますよね~

「ここは歯医者であり、整体院ではありません」

と叱られるかもしれません。

 

肩や腰のコリや痛みを取り除くために、歯科医に行く人はたぶん誰もいないと思います。

では・・・正しい噛み合わせに矯正して、体のバランスに治すにはどうすればいいのでしょうか?

 

なんと、歯科医にも整体院にも行かずとも、自分で手に入れることができるんです。

 

正しい歯の噛み合わせにするには、「ドクターマウス」という、抗重力財団の歯科医近藤信也先生が開発した特殊なマウスピースをはめて、毎日5分間「ジャイロウォーク」というウォーキングをすることで可能なんですよ~!!

 

というこで・・・

ここでは、「重力医学」の理論に基づいた、たった1日5分のウォーキングで、体のコリと痛みを取り去る驚きの方法を、みなさんにご紹介していきます。

 

正しい姿勢を得るために「重力医学」について知ろう!!

 

まず最初に、お話を進めていく上で度々出てくる「重力医学」について、簡単に説明しておきます。

 

「重力医学」を説明する上で大切なのは、人間の骨格構造に秘められた謎を知ることです。

なぜ、人間は二足歩行で生活しているかを理解することです。

 

ということで、まずは人間とゴリラや猿ととの骨格の違いからお話していきたいと思います。

 

太古の昔、私達人間は二足歩行を選択し、猿やゴリラは四足歩行を選択しました。

二足歩行の人間と、四足歩行の猿やゴリラとでは、ある部分に大きな違いがあります。

 

さて、どこでしょうか?

それは、アゴになります。人間と動物はアゴの構造が大きく違うんです。

 

人間と動物はなぜアゴの構造がちがうのか?

 

猿やゴリラのアゴは、蝶番のように開閉します。

硬い物を噛み砕いたり、アゴに強力な力を発生させたりするには、蝶番のように開閉するゴリラのアゴのほうが都合よくできています。

反対に人間のアゴはとてもきしゃです。

なので、相手に嚙みついたり、クルミを殻ごと割ったりするようなことには適していません。

 

ゴリラと人間の側頭筋を比べると、ゴリラの側頭筋は頭のほとんどを覆ってしまうほど大きく、その分、頬やアゴの骨も大きくなり威圧的な顔をしています。

けれど、人間の側頭筋は側頭部に少し付着しているだけなので、ゴリラほど厳めしい顔にはなりません。

咬筋を比べても、ゴリラは大変強力ですが、人間は貧弱です。

ゴリラの噛む力は人間の10倍あるといわれていますが、側頭筋が頭を多くだけでは10倍の力を発揮することは不可能です。

 

では、なぜ10倍の力を出せるのでしょうか?

それは、頭の真ん中と後ろにT字型の骨の隆起がつくられ、ここに側頭筋が付着していることから大きな力が出るようになっているのです。

 

けれど、ゴリラのように側頭筋や咬筋が大きく発達してしまうと、頭蓋骨の成長を妨げる構造となってしまいます。

その結果、頭蓋骨は厚く硬くなり、脳の容積は小さくなってしまうのです。

 

ところが・・人間の頭蓋骨は一見硬そうですが、実は、呼吸をするかのように23個ある頭蓋骨の骨の継ぎ目部分が、閉じたり開いたりしているため、柔軟性を持っているのです。

この頭蓋骨の柔軟性が脳の容積を大きくしており、ゴリラと人間の知能が大きく異なる要因にもなっているのです。

 

なぜ人間の頭は体の最上部にあるのか?

 

ゴリラのアゴは硬い物を容易に噛み砕くことができるのに対して、人間のアゴはとてもきしゃで硬い物を噛み砕くのには適していないと説明しましたが、その理由は、人間のアゴや口は単に物を噛んで食べるだけの器官ではないからです。

アゴから発生した「振動」を全身に伝えて、直立二足歩行を可能にするという、とっても重要な役割を持っているからです。

 

では、なぜ人間は頭が体の最上部にあるのでしょうか?

 

人間の体は、脳の活動に最も重点が置かれています。このことが頭が体の最上部にある理由です。そして・・・・同時に私たち人間が抱える問題でもあるのです。

 

というのは、頭を支えているのは背骨になりますが、実は頭の中心部を支えているのではなく、少し後ろのほうでささえているんです。(背骨の上に頭が乗っている感じです)

そのため、頭を後ろへ引っ張り上げる力がなければ人間の体は、重力に負けてしまい前に倒れてしまいます。

 

この役目を果たしているのが、僧帽筋という大きな筋肉なのですが、重力に抗う筋肉であることから「抗重力筋」と呼ばれているんです。

 

電車内で居眠りをしていて、頭が前や横に倒れている人を見かけます。

みなさんも経験があるのではないでしょうか?

これは抗重力筋である僧帽筋が収縮せずにゆるんでしまっているからです。

 

逆に、椅子に座っている人の頭がまっすぐ前を向いているのは、僧帽筋が収縮しているためです。

人間の頭を立たせて一定の位置に保つ構造は実はとっても複雑なんです。

多くの筋肉がかかわっていて、さらにこれらの筋肉群は左右に一対ずつあります。

 

頸椎の1番とすぐ上の後頭骨をつないでいる極小サイズの筋肉から、背中の一面を多く僧帽筋や広背筋ように大きなものまでいろいろあるんです。

これらの筋肉群が縦方向や斜め方向に張り巡らされ、ゴムバンドの上にゴムバンドを重ねたようになっています。

 

自分の体で確認してみてほしいのですが、頭を右に傾けてみてください。右側の筋肉が収縮していることがわかると思います。

そして反対側にある対の筋肉は、反対に伸びているのがわかるはずです。

 

このように、一対になっている片方の筋肉だけが収縮すると頭を回転させたり、傾斜させることが可能となります。

さらに、対になっている両方の筋肉を同時に収縮させると、頭を前や後ろに倒すことができます。

 

一部を挙げると、

◎ 頭の後ろの後頭部に付着している筋肉

上頭斜筋(じょうとうしゃきん)、下頭斜筋(かとうしゃきん)、大後頭直筋(だいこうとうちょっきん)、小後頭直筋(しょうこうとうちょっきん)、全頭直筋(ぜんとうちょっきん)、頭長筋(とうちょうきん)、頭板状筋(とうばんじょうきん)

◎ 頭の側面の下の方にあり乳様突起に付着している筋肉

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

等がありますが、これらの筋肉が収縮したり伸張したりすることで、頭の角度や位置を調節しているのです。

(実際に、頭を下へ引っ張る筋肉は胸鎖乳突筋などですが、口を閉じる筋肉も同時に連動して、頭を上にあげる筋肉と引っ張りありをしています)

 

ということで、もう一度まとめますと、

私達人間の知能は、他の四足動物に比べて著しく発達していますが、知能を発達させるためには、脳の容量を大きくする必要がありました。

そのため、頭蓋に付着する前述した筋肉群の量を減らして自由性を持たせる必要があり、重力に逆らうための複雑な抗重力筋群が形成されました。

つまり、私達の頭が体の最上部に置かれた理由は、脳の容量を大きくして著しく知能を発展させるためだったんです。

 

 

なぜ人間は二足歩行なのか?

 

ではなぜ、このように複雑な構造を必要とする二足歩行の生活を、私達人類は長い年月続けてこられたのでしょうか?

人間が立ち続けられ、立って歩くには何かが必要であり、他の動物とは何かが違うはずです。

そのカギを握っているのが、私達の歯の噛み合わせなんです!!

先ほど、ゴリラのアゴの構造について簡単に説明しましたが、四足動物のアゴはゴリラと同じで蝶番状に開閉します。

それに対して、二足歩行の人間のアゴは、少しはずれなが開閉するという構造になっています。

人類の医学の進歩のために、多くの動物実験がされていますが、それは動物が、私達人間tの同じように、骨や血管、臓器があるため、薬や手術後の検体となることが可能だからです。

ところが・・・

四足歩行と二足歩行では、アゴの構造の違いがあるため、虫歯や歯槽膿漏の研究対処にはならないんです。

 

動物と人間とのアゴの構造の違いをもう少し詳しく説明しておきますね。

動物も人間と同じように、口を閉じるアゴの筋肉と、首から背中にかけて覆っている大きな筋肉の僧帽筋が引っ張りあって頭の位置を角度を調整しています。

 

けれど、この2つの筋肉の引っ張り合いは、実は人間とはかなり違うんです。

 

狩猟動物のライオンやトラ等は、狩りをするために走りながら体の向きを変えますよね。

走りながら体の向きを変えようとすると、重力とバランスを取るためには、当然減速しなければなりません。

この時のアゴの筋肉と僧帽筋は、お互いに引っ張り合っているわけなんですが、減速に失敗したりすると、このバランスが崩れて、転倒してしまいます。

 

また、木に登るのが得意なお猿さんですが、たとえば奥歯を1~2本抜くと、アゴの筋肉と僧帽筋の引っ張り合うバランスが崩れるため、木から落ちてしまうんです。

さらに、犬も、片方の歯列の高さを少し高くすると、なんと!真っすぐに歩けなくなってしまいます。

 

嘘のような話ですが、このように噛み合わせとカラダには、とても密接な関係が存在しているんです。

 

上下の歯の間には隙間が必要

 

人間の遺伝子とほとんど同じとされている猿やゴリラですが、私達人類が二足歩行が可能なのに対して、彼らはなぜ立って生活をすることができないのでしょうか?

これも、人間と猿やゴリラのアゴの関節の構造が違うことが原因です。

 

猿やゴリラのアゴは、繰り返しますが蝶番のように開閉します。そして、人間の顎は少しはずれながら開閉します。

そのため、猿やゴリラは口を閉じる筋肉が発達しているのに比べて、人間は発達していません。

 

私達人間は、上下の歯がぶつかるか、ぶつからないかのギリギリのところにアゴの位置を保っておくために、はずれながら開閉するアゴの構造をしています。

 

一度、上下の歯を強く噛みしめて歩いてみてください。

歩くたびに頭が揺れることがわかるはずです。

さらに、歩きずらかったり、疲れやすかったりして、気分が良いものではありません。

もし、口を閉じる筋肉が収縮し続けると、頭を支える筋肉も収縮した状態となるため、頭が固定されたようになります。すると、歩行による体の揺れが、直接頭に伝わってしまいます。

このような状態では、日本足で立って生活するには無理が生じます。

体が揺れても頭が影響を受けないようにするためには、上下の歯の間に隙間が必要です。これを保つために、人間はアゴが少しはずれながら開閉する構造をしているんです。

 

そんなことから、蝶番のように開閉する猿やゴリラのアゴの構造では、長い間立ち続けることはできません。

彼らは立つことや、少しの間二足歩行で歩くことはできても、二足歩行のまま生活をすることは不可能なんです。

そんなことから、人間は顎の形と開閉の方法を、他の動物とは違うものへと進化させ、二足歩行を可能にしたのです。

 

一方で、私達人間も歯を噛みしめたまま何らかの動作をしないといけない場合があります。

それは、僧帽筋の収縮が必要なときです。

僧帽筋が収縮すると肩甲骨が安定するため、腕を自由に動かすことが可能になります。

 

例を挙げると、ウエイトリフティングのように全身で重い物を持ち上げる時や、ゴルフでスイングをしたり、野球でボールを打つときなです。

足をふんばって、体を固定し、歯を噛みしめて僧帽筋を収縮させているはずです。

 

抗重力医学って何?

 

さて、ここまでで、

① 人間が二足歩行をするためには、重力に逆らう抗重力筋が必要であり、

② 人間は、その抗重力筋をうまく使って立ったり歩いたりするために顎の構造が他の動物と違う

ということをご紹介いたしました。

 

では・・・

みなさんは「骨格構造病」というのを聞いたことがありますでしょうか?

骨格がずれることで引き起こされる病気のことなんですが・・・・・

 

実は、虫歯や歯周病も骨格構造病に分類されるのです。

 

私たちのカラダは、頭蓋骨、顎、肩甲骨、鎖骨、骨盤等といった複数の骨格が連なってできており、さらに顎の骨に歯が生えています

また、顎関節症も頭蓋と顎の骨格がずれると椎間板ヘルニアや腰痛、手足のしびれを発症します。

 

さらに鎖骨や肩甲骨部分がずれると四十肩や五十肩になり、膝部分がずれると膝痛といった結果をもたらします。

骨格がずれることで引き起こされる「骨格構造病」は、多岐にわたって私たちを苦しめています

 

そして、歯の壊れる原因は、なんと!! これら骨格の歪みにあるんです。

 

骨格がずれることで引き起こされる「骨格構造病」を診察する分野は、ずれた箇所により、

歯科

整形外科

鍼灸

カイロプラクティック

理学療法

運動療法

などさまざまですが、総合的に治療する理論や術式はいまだに成立していません。

 

 

それをめざして研究が重ねられたのが「重力医学」なんです。

 

重力医学とは、歯が壊れた原因をはじめ、すべての骨格構造に由来した病気の根本原因を分析、究明する理論と術式です

 

 

例えば・・・

虫歯を治療しているうちに、次のような経験をした人が多くいらっしゃると思います

 

① たった1本の虫歯を治療したら頭痛持ちになった

② インプラントを入れたら首が回らなくなった、首の調子が悪くなった

③ 耳鳴りやめまいが起こるようになった

④ 舌痛、味覚障害を起こした

⑤ しゃべりにくくなった

⑥ ブリッジやかぶせ物、入れ歯等の治療を受けたら、手があがらなくなった、顎関節症、片頭痛、四十肩や五十肩、手足のしびれなどが起こるようになった

 

これらの症状は、私たちが受けるIGという重力が複雑に関係しており、さらに、歯科治療により頭蓋と顎の骨格の関係が変化したことによるのです。

 

このような症状を発症して治療法に悩んでいる歯科医は数多くいると聞いていますが、一方で歯が原因で発症した病気に苦しんでいる患者はその何十倍もいるのです。

 

そのような現状から歯科医である近藤信也先生が、長年の研究の末辿り着いた治療法が重力医学です。

重力医学の視点から研究を推し進めていけば、虫歯や歯周病を予防し、ひいては体の不調を防ぐことが可能です。

 

年をとっても体の痛みを知らず、病気知らず、スタイリッシュなボディライン、リフトアップされたフェイスラインを維持することが可能です。

 

次回は、もう少し詳しく二足歩行をするために重要な僧帽筋の働きや、二足歩行を可能にした筋肉のしくみ等について、近藤信也先生の著書「歯医者の嘘」から抜粋して、ご紹介していきます。

 

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