腸内環境を整えるための Q&A このコーナーでは、腸内環境を整えるために大切なことについて、サイトに質問をいただいたことなどについてお応えした内容をご紹介しております。アレルギー、糖質、脂質、インスリン、ダイエット等についての質問が主となっております。是非、参考になさってください。 腸のヘルスケア情報を集めたページはこちらから>> Q 小麦アレルギーでない人は、小麦を避ける必要はないでしょうか? A 現代の小麦は、美味しくするために品種改良されており、砂糖よりも糖質が高くなっています。欧米人と比べると、私達の体は小麦を分解する酵素が少ないので、小麦を食べ過ぎていると、誰でもリーキーガットや食物不耐症になる可能性があります。小麦の摂取を控えることがとても重要です。 関連記事 今日からグルテンフリーにしてみよう Q 老化予防や認知機能維持のためには、糖質の摂取を減らせば良いですか? A 単純に糖質の摂取を減らせば良いというわけではありません。人間の体にとって一番大事な栄養分は糖質なので、摂取した糖分を利用できる体つくりが大切です。 Q 人工甘味料は、カロリーがゼロなので安心して摂取できますか? A 人工甘味料は、体内で分解できないためカロリーはゼロです。しかし、私達の体内では、人工甘味料を摂取したとき、甘みを感じるのに、血糖値が上がらないため、脳が混乱してしまい、食欲を押さえるホルモンが分泌されなくなります。その結果、人工甘味料を摂れば摂るほ食欲が増してしまいます。 Q 人工甘味料のアスパルテームやスクラロース等は体に悪いが、ステビアや羅漢果、キシリトールは安全ですか? A 必ずしも安全とはいえません。ステビアは、妊娠中は摂らない方がよいとされています。また羅漢果は中国産のものなので品質に注意が必要です。キシリトールは、遺伝子組み換えのトウモロコシを原料として使われていることがあります。必ず白樺から作られたものを利用してください。 Q 砂糖やパンには中毒性があると聞きましたが本当ですか? A 砂糖やパンを食べることで体は中毒症状とよく似た状態になります。つまり、砂糖やパンは、禁断症状を起こす食べ物であるという認識を持つことが大切です。急に辞めてしまうと低エネルギー、吐き気、うつ状態、頭痛、食べたいという激しい欲求などの禁断症状がひどく出てしまうので、現在、砂糖やパンをたくさん食べている人は少しずつ減らすようにしましょう。 Q 脂肪が溜まる原因は、インスリンの分泌低下が原因ですか? A 糖質を摂るとインスリンが分泌されますが、インスリンは「脂肪を蓄積するホルモン」と言われています。インスリンが分泌されていると脂肪分解が始まらず、体内に脂肪が溜まって行きます。インスリンが低い状態になると脂肪分解が始まります。 Q オメガ3の豊富な亜麻仁油は、油の状態より種の状態の方が安心であると聞きましたが本当ですか? A 亜麻仁油には、オメガ3の脂肪酸が多く含まれています。健康的なアブラとして人気が高い油ですが、酸化しやすいという特徴があります。そのため、圧搾されてからある一定の時間が経つと害になる危険性があります。その点、種の状態で摂取すると酸化の心配は少なくなります。 関連記事 ダイエットと腸活のためにフラックスフード(亜麻仁の種)を食べよう! Q 植物から摂れるアブラは基本的には体に良いのですか? A 植物から採れるアブラは体に良いイメージがありますが、オメガ6が多く含まれています。オメガ6は炎症を起こしやすくなります。そこでオメガ6とオメガ3の比率を4:1や3;1にすると炎症を抑えられる可能性が高くなります。また、色々な植物の種子から採った油を混ぜたサラダ油は過熱して加工された油なので相当傷んでいると考えられます。使用を控えたください。 Q 牛乳や乳製品は控えた方が良いって本当ですか? A 飼料を食べて育った牛の肉や乳は悪い脂質が含まれているので避ける必要があります。一方、草を食べて育った家畜の脂質は、炎症を起こしやすい成分は少なく、逆に炎症を抑える成分が多いので健康的な脂質といえます。 Q 魚は積極的に摂った方が良いのですか? A オメガ3は、魚油、亜麻仁油、チアシード、フラックスシード(亜麻仁)、ヘンプシード(麻)に多く含まれています。脳の伝達や血液の浄化を促進し炎症を抑える効果があります。 Q 健康のためには、オメガ6を減らすことよりもオメガ3の摂取を増やした方が良いのですか? A オメガ3は傷みやすいので、たくさん摂ることでリスクが増す可能性があります。オメガ6を過剰摂取している現代人にとっては、オメガ3の摂取を増やすことよりもオメガ6の摂取を減らすことが大事です。