健康のことを考える時に、腸のことを考えることが非常に重要です。
前回の記事で、腸が命の源であり、健康になるためには腸内環境を改善しないといけないことについてご紹介しました。
腸内環境改善が必要な方
では、どのような人が、腸内環境を改善(腸活)する必要があるのでしょうか?
次のような方には、腸内環境を改善することをお勧めします。
- 性別や年齢は問いません
- ダイエットをしても痩せれない人
- 便秘を解消したい人
- 疲れやすい人
- 元気や活力が落ちてきた人
- 集中力や記憶力、生産性を上げたい人
さらに腸は、下記のような不調のSOSサインを出してくれていますので、まずは、自分の身体の不調サインを読み取ってみてください。
腸から発せられているSOSサインを読み取れば、普段なら気づかないような不調に気づくこともできます。
腸が発する不調サインの代表的なものは「下痢や便秘」です。
「小学校のころからずっとお腹が緩くて毎日下痢だったら、それが普通の体調だと思います」
「子供の頃から1週間に1回しか便が出ないのが私は普通の状態なので、特に問題はないと思います」
と言われた方がおられましたが、とんでもないですよ~。なんとその方の腸は健気にもずっ~不調のサインを出し続けていたということです。そろそろ気づいてあげる時ですよ~。
下痢や便秘の症状は、
- 腸内細菌のバランスの乱れ
- 精神的なストレス
- 感染症やアレルギー
- 心と体のあらゆる問題への反応
として現れます。
下痢や便秘という症状が1か月ほど長引くようであれば、れっきとした病気の可能性があるので、病院で診察を受けたほうが良いでしょう。
便秘や下痢の他、
- お腹に張りや痛みがある
- 肌艶が悪い
- 短期間での体重の増減
- ゲップや胸やけ
- おならが増えたり、臭くなったりする
等の症状も、腸が発するSOSサインなので見逃しのないようにしてください。
腸内環境改善(腸活)の効果
では、腸内環境を改善すると、どのような効果があるのでしょうか?
腸内環境を改善することで得られる効果は
- 腸を健康にする
- ダイエット成功
- 免疫力向上(活性化)
- エイジングケア(アンチエイジング)
- ストレスマネージメント(耐性)
などがあります。
腸を健康にするためには便秘を解消することがすごく大切
皆さんは、毎日お通じがありますか?
腸が健康だということは、ひところ尾で言うと、「食べた物を、毎日しっかりとお尻から便として出すことができる」ということです。
週に3回便が出ない人は「便秘症」だといわれています。
「私は、毎日おつうじがあるから腸には問題はないわ~」と考えている方も、出た便がいったい何日前の便なのか?ということが非常に重要になってきます。
例えば、1日1回排出する便が、4日前に食べたものだとしたら、それは便秘でないとは言えないのです。
通常、男性では1日、女性では2日以内に、食べたものが便として出ないといけないとされています。
毎日便が出ていても、ポロッポロっと出ているだけだと、腸に便が溜まっている可能性があると考えられるのです。
ここで、便秘の人が最初に取るアクションですが、多くの方が「便秘だから食物繊維を摂る」という方法を選択されると思います。
けれど、腸内に便がいっぱい溜まっている人が、食物繊維を摂るとかえって悪くなる場合もあるのです。
便秘は、腸が便を出すための蠕動運動をする働きが落ちているからです。
この働きが落ちる原因は、
① 腸が炎症を起こしていて動かなくなっている
② 甲状腺の機能が落ちている(特に女性に多い)
等が考えられます。
なので、まずは腸の動きを良くするために、「腸の炎症を取る」「甲状腺機能を回復させる」といったアプローチが大切になってきあmす。
腸の炎症は、「食生活の乱れ」「食物アレルギー(隠れ食物アレルギーがある人も多い)」「感染がある人」等に起こりやすいです。
甲状腺は、機能が落ちると腸の活動が著しく低下することがわかっておりますが、女性は40代、50代になると、甲状腺ホルモンのバランスが悪くなるので要注意です。
甲状腺ホルモンは、全身の細胞に影響を与えるホルモンになります。(これを出しているのが甲状腺)
なぜ便秘が健康に悪いのか?
大腸の中に溜まっている便は、どれくらいの量があると思いますか?
通常1~2キログラムあると言われています。
多い人だと、なんと5キログラムくらい溜まっているそうです。
便秘がなぜ健康に悪いのかといいますと、便の塊が腸の中にあるということは、毒素がたえず再吸収されているかもしれないからです。
少し、イメージしてみてください。
真夏の炎天下に卵を外に置いておきます。
すると、卵は腐りますよね。嫌な臭いもしてきます。
これと同じ状態が人間の腸の中で起こっているのが便秘なんです。
食べた物が吸収されずにそのまま腸内に残ると、腸内の温度は37℃ほどで真夏の炎天下と同じ温度です。
なので、便が腸内にあるということは、腸内でずっと便が発酵することになり、どんどん腐敗が進んでいくことになるのです。
そして、これらの腐った毒素は、時間が経つと再び吸収されて、血液乗って体中のあちらこちらへと運ばれていくことになるのです。
考えるだけでも恐ろしいですよね~
とにかく、腸の中にあるものは1日も早く外に出した方が良いのです。
さらに、腸内環境を良くしようとして、便が溜まった状態の汚れた腸の状態で、いくら高級なサプリメントを飲んでも、どんなに運動をしても、どんなにオーガニックの食事を摂っても、腸内環境は良くなりません。
まずは、腸の中を綺麗にすることから取り組まなければいけないのです。
ここで紹介する腸内環境改善(腸活)は、腸は、毒素を排泄するための大切な器官であるということを意識してもらいながら、正しい腸活の方法をご紹介していきたいと思います。
当ページでご紹介する腸活の方法は、日本の大腸外科医の石黒成治医師の指導に基づいて、同医師の腸スクールで勉強したRENEスパの店長土井美苗(通称トヨ)が行います。
私自身が、ドクター石黒の指導に基づき、自ら腸内環境の改善に取り組んだ結果すばらしい成果をあげ、腸内環境の改善だけでなく、ダイエットも成功、肌艶も改善され、年齢よりも10歳くらい若く見られるようになった経験を踏まえて、ご紹介していきたいと思います。
バンコクRENEスパ店長トヨの腸活状況については、ブログで紹介しておりますので参考にしてください。
ということで、腸のことを考える中で一番大切なことは、先ほど説明したとおり、「しっかりと便を出して、腸内をきれいにすること」なので、次回は、まず便と便秘のメカニズムについてご紹介したいと思います。