ご訪問ありがとうございます。
前回は、頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル)って、いったい何なのか?
ということについて、ご紹介させていただきました。
2回目の今回は、頭蓋仙骨療法の効果の1つである「脳脊髄液の循環を良くする」ということについて、お話していきたいと思います。
脳脊髄液って何?
その前に「脳脊髄液」がなんなのかについてご説明したいと思います。
脳脊髄液は、脳の真ん中の「脈酪叢」(みゃくらくそう)という特殊な組織で生産されます。
その量は、450ml程であり、1日に3回程度入れ替わっています。
脳脊髄液は、脳内で血液をろ過して作られる無色透明な液体です。
脳と脊髄は、硬膜、クモ膜、軟膜という3重の髄膜で包まれています。
私達の脳は、豆腐が桶に張った水に、ぷかぷかと浮いているようなもので、それによって重力や衝撃から守られているのです。
もし、脳脊髄液がなければ、豆腐のように柔らかい脳は、強く頭を振っただけで頭蓋骨にぶつかり傷ついてしまいます。
脳脊髄液は、脳室内は満たす液体のクッションの役割を果たしているのです。
脳脊髄液の役割は?
一番大きな役割は、今、お話ししたとおり脳と脊髄を保護することですが、その他に
1 神経系を循環し、栄養を取り入れ、新陳代謝を繰り返します。
2 脳と脊髄の周りを循環することで、老廃物を心臓に送り返し、脳圧をコントロールします
3 成長に関与しています。
等があります。
脳脊髄液の流れが悪くなるとどうなるのか?
脳脊髄液の流れが悪くなるとどうなるのでしょうか?
この脳脊髄液は、くも膜と軟膜の間のくも膜下腔という、わずかな隙間を循環しています。
とってもとっても狭い通り道なんですよ〰
なので、頭蓋骨や仙骨にズレが生じたり、頭蓋骨の動きが止まると、脳脊髄液の流れが滞ったりします。
頭部に脳脊髄液が溜まると脳が圧迫されて、頭痛が発生しやすくなります。
悪化すると、水頭症を引き起こし、嘔吐や視力低下などの症状が現れます。
また、自律神経の働きにも悪影響を与えます。
脳脊髄液が正常に流れなくなると、治癒力や免疫力が下がったり、自律神経が乱れたり、老廃物が蓄積することにより、あらゆる機能が低下してしまうことがあります。
自律神経が乱れると、頭痛や不眠、動悸や息切れ、低体温や痺れといった不定愁訴や自律神経失調症の症状が現れます。
さらに脳脊髄液の流れが悪くなると、脳神経細胞にも障害が現れ、耳鳴りやホルモンバランスの悪化などが起こることもあります。
つまり・・・・、脳脊髄液の流れが滞ると、免疫力や治癒力、神経系が乱れたりなど身体に様々な不調が現れるんです。
このように、脳脊髄液は、生きていく上で、非常に重要な役割を担っているんですよ〰!!
脳脊髄液の循環を正常に保つために医師により開発されたのが頭蓋仙骨療法
ということで・・・
脳脊髄液の正常な流れを維持し、脳のリズムを整え、脳が呼吸できる状態を保つことは健康を維持する上でともても重要です。
じゃあ、脳脊髄液の流れを正常に保つってどうすればいいの?
ということになりますよね。
そこで、非常に効果のある治療法として医師により開発されたのが
「頭蓋仙骨療法(とうがいせんこつりょうほう)」=クラニオセイクラルセラピー
なのです。
そんな頭蓋仙骨療法ですが、日本でもまだまだ施術を受けることができる治療院は少ないのが現状です。
そこには、日本の医学界がオステオパシ―を認めていないという現状があります。
オステオパシ―は、アメリカでは医療体系として確立されており、アメリカを始め、カナダ、ヨーロッパ諸国、オーストラリアなどの各国で認められいます。
オステオパシーの医師は、西洋医学の医師と同様に医師免許を持つ正規の医師です。
なので、オステオパシー医師は、診断、外科手術、処方、投薬など、すべての医療行為ができます。
そんなことから、日本ではとても認知度の低い医療体系の1つとなりますが、量子学が発達した今、ミクロレベルの研究が進み、人体のネットワークが急速に解明されている現代医学の中で、身体を1つのユニットとして捉えるオステオパシー治療は、これから日本でも注目されているであろう医療だといえます。
そんなオステオパシーの中の1つとして、アメリカのオステオパシー医師が開発した脳脊髄液の循環を調整する「頭蓋仙骨療法」は、素晴らしい治療といえるのです。
ということで、頭蓋仙骨療法士の私は、今後も、1ヶ月半若しくは2ヶ月に1回の割合でバンコクを訪れて、RENEスパにおいて、慣れないバンコクで暮らされ体調を崩された日本人の皆様に、免疫力、治癒力、神経系の3つに効果的に働きかけることができる「頭蓋仙骨療法」をご提供させていただき、様々な不調を改善するお手伝いをさせていただきたいと考えております。