そこで、今回は、肩甲骨がガチガチに固くなると起こる弊害についてご紹介したいと思います。
目次
肩回り骨格系と筋肉の構造
例えば、 デスク ワーク など常に前かがみの姿勢の人は、胸の筋肉が収縮しているため、 肩鎖関節の動きが悪くなり、肩甲骨の動きも制限されてしまいます。
まずは、肩甲骨動かすために、とても重要な筋肉がある場所と、その筋肉の役割について簡単にご説明しますね。
肩甲骨は骨による支えが少なくあらゆる方向に動きます
肩の背中側にあり三角形をした肩甲骨は、ほかの骨格とのつながりが弱く、前後、内外、上下にとてもよく動くのが特徴です。
腕を上に上げると肩甲骨も回転し、腕を前に突き出すと肩甲骨も前に回転します。
肩甲骨が動かないと腕の動きはとても限られてしまいます。
ただ、良く動くために外れやすく、脱臼しやすい部分でもあります。小さいお子様でぐずって床に座り込んでしまったときに、お母さんが両腕を上にひっぱって起き上がらせようとしているのを良く見ますが、子供の肩甲骨はとても良く動くだけに、簡単に脱臼してしまう場合もあるため、無理やり腕をひっぱりあげるのはやめてくださいね。
実は、私も小さい時に、とんでもなく聞き分けの悪い子だったため、良く床に座り込んで先生や親を困らせており、母親に両腕をひっぱって立たせようとされた時に腕を脱臼してしまい、しばらく接骨院通いをした経験があります。
ということで、肩甲骨というのは、本来はとても良く動く場所になるんですが、現代人はこの動きがとても鈍くなってしまっているのです。
腕と体幹をつないでいるただ1本の骨…鎖骨(さこつ)
腕の上部で水平に浮き出る鎖骨は、内側は胸の骨である胸骨(きょうこつ)と、外側は肩甲骨とつながっているため、鎖骨は上のイラストのようにたった1本で腕を吊っているような状態になっています。
鎖骨が折れると、胸は動かせなくなってしまいます。
また、美容面でいうと、鎖骨が浮き出ているとデコルテ部分がとても美しく見えますよね。
けれど、胸骨や首の筋肉が縮んで固くと、この鎖骨が皮膚の下に埋もれて見えなくなってしまいます。
「あれっ、私って鎖骨が見えない」と思った方は、鎖骨回りの筋肉が縮んでいるかもしれません。
背中の上部を占める大きな筋肉~僧帽筋(そうぼうきん)
首と肩の間から背中の上部中央にかけて広がる大きな筋肉(僧帽筋)は、肩甲骨を支えてくれている筋肉になります。
肩甲骨を通して腕全体を引き上げる動きをするので、重い物を持ち上げる仕事をしている人は、僧帽筋がとっても発達しているんですよ~。
僧帽筋は、重たい腕や頭を支えてくれているため、負担がかかりやすく、硬くなるとすぐに肩こりを起こしてしまいます。
肩甲骨の動きが悪くなる原因の中でも最も身近な筋肉になります。
腕を上に上げるとき、大きな荷物を抱えるときに働く大胸筋(だいきょうきん)
左右の胸の前面を覆う幅広い大胸筋は、胸版を形成する筋肉です。
上腕骨で停止し、肩の動きに関係していて、腕を手前に引きつけたり、ボートのオールを手前に引き寄せたりする運動も大胸筋の強力な力を利用しています。
ボディービルダーが胸の筋肉を強調するポーズをとった時に目立つ部分も大胸筋です。
肩関節を覆い肩のあらゆる動きのために働く三角筋
三角筋は肩の関節全体を覆い、上腕の上のあたりに膨らみをつくる大きな筋肉で、腕を上に持ち上げ、外側に広く時に最も力を発揮します。
肩関節の働きにはすべて関与し、鎖骨側、肩先、肩の後ろ側の3つに分けられ、肩の動きに合わせて役割を果たしています。
肩甲骨がガチガチになるとどうなるの?
肩甲骨の可動域をチェックしよう!!
肩甲骨がガチガチになると起こる4つのトラブル
では次に、ガチガチになった肩甲骨を放っておくと、その後どのようなトラブルが生じるのかについてご紹介したいと思います。
肩甲骨は日常生活を送る上でもとても重要ですが、美容面でも大きな役割を果たしているんですよ~
その1 肩こりや猫背の原因になる

その2 お顔がたるみますよ~
その3 背中に脂肪がつきますよ~
その4 下腹ぽっこりになります

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