『 クレヨンしんちゃん 』 みたいな子どもって!!

タイでの生活がはじまってから、あまりテレビは見なくなったかもしれないですが、どうしても見たい番組の1つに 「はじめてのおつかい」があります。

 

今回は、「はじめてのおつかい」に登場する『 クレヨンしんちゃん 』みたいな子どもって・・・・・

実は将来がとても有望な子なんですよ~!! ということについてお話していきたいと思います。

 

その前に・・・

たいていの方は「クレヨンしんちゃん」を知っていると思いますが、知らない方のためにクレヨンしんちゃんがどんな子なのかについて簡単にご紹介しておきますね。

 

 

クレヨンしんちゃんってこんな子です

 

 

クレヨンしんちゃんは、お母さんのことを「みさえー」と呼び

お尻を丸出しにしたり、さぼったり、おふざけばかりする男の子です。

 

でも、やりたいことは何が何でもやり、相手構わず言いたいことを言います。

こんなクレヨンしんちゃんのことを子ども達は大好きです。

 

なぜでしょうか?

いわゆるダメなこと・言うことを聞かず怒られることばかりするから、おもしろいのです。

息子が幼い頃、クレヨンしんちゃんの真似をよくしていたものです。

うらやましい気持ちがあったようにも見えました。

(なので私は、みさえになりきり息子には しんちゃんになりきらせました)

(もちろん、おしりを出して踊るのも やってましたねぇ)

 

その反対に親の立場からするとどうでしょうか?

 

手は掛かるし、ご近所さんからは笑われるし、謝ってばかりだし

大人側からだと都合の悪い子・・・になりますかね。

 

長者番組「はじめてのお使い」のあれから何年後は?

 

「はじめてのおつかい」は、お子さんがいる方ならば、好きという方も多いかなぁ・・・

先日、秋のスペシャルとして放映されていて早速観ました。

 

最近の「はじめてのおつかい」は、あれから何年後・・・というコーナーがありそれが良いです。

なぜ良いかというと、現在の子どもと一昔前の子ども・親の違いが垣間見れるからです。

 

私の個人的な見解かもしれないのですが、一昔前の子どもは買うものを忘れてしまったり、ケンカしたり、お母さんに感情をぶつけたり (今回の放映ではお母さんに「バカッ」と言っていた 笑)

子どもらしいというか、とても未熟であり良い意味でおバカのように見えます。

 

一方、現在の子どもは忘れることも少なく、挨拶ができ「ありがとうございます」とかも言えて、親に対して、行きたくないとシクシク泣きながら訴える感じで編集で消えているかもしれないですが、泣いて暴れて嫌だと訴えるような場面も少ないように思います。

 

そう、とても賢くて出来が良い子が多いですよね。

お母さんも一昔前は、「じゃいってきてね、おねがい」と結構あっさり頼んでいるというか・・・・

言葉が少ない感じです。

 

現在のお母さんは、準備がとてもできていて言葉掛けも優しく丁寧に何度も確認している感じです。

 

この差は、やはり時間的余裕の違いかもしれないですね。

家事の時間も昔に比べればかなり時短ですし、なによりお父さんの育児・家事参加度合いが違いますよねぇ

 

これは、本当に素晴らしいことですし当たり前なことです。

 

私達の世代であれば共働きであっても、女性が子育て・家事担当が当たり前だったので、とにかくうらやましいですし、息子には男性もやるのが普通なことと伝えてきました(*^_^*)

 

きっと私と同世代のお母さんたちは我が子にはそう教育してきた方が多いのではないでしょうか・・・

自分が味わった辛さや・大変さを次世代には継がせないようにと。

 

こんな小さなことですが、そんな積み重ねによって生活は良い方へ向かっていけるのかなぁと思います。

 




 

子どもらしく、わがままで・いたずらな子は将来が楽しみ!

 

 

おっと話を戻します、、、

 

今回の放映で、お母さんに「バカッ」と言い放ち、おまけにケンカして年下の子を叩いたり、泣いたりしていた子を、隣で観ていた主人に、

「この子どんな人になると思う?」

と聞いてみました。

 

主人 「ちょっと悪めの不良っぽくなるんじゃない・・・」

 

やっぱり、一般的にはそう思うんだなと心の中で思いつつ、私は、

「きっとこの子は芯のしっかりした周りから頼られるような子になっている?」

と予想しました。

 

何故なら、保育園で見てきた事実からそういうパターンが多かったからです。

 

あれから何年後・・・が出てきたら・・・

やはり、泣いて騒いでいた子はサッカーで強豪チームに入り、その後、目の病気を患ってしまいサッカーができなくなってもチームの支え役となり。今はプロリーグで皆から頼りにされるマネージャーとなっていました。

 

子ども時代に子どもらしく、わがままで・いたずらで周りからどう見られているなど御構い無し。

 

我慢なんてなかなか出来ず、感情を出し、失敗を繰り返し沢山怒られていたような子は、親や大人の言うこと聞かない故に、好きなことをやり続け結果、失敗経験が多くなります。

 

失敗しても自分でやると決めたことですから、何のせいにもできない訳です。

 

失敗という貴重な実体験から、失敗した時の気持ち=相手の気持ちあらゆる失敗仮定の想像ができます。

 

また失敗は大したことでは無いこともわかりますし、何度でもやり直すことができる経験も・・

また失敗からの成功体験も積み重ね=強い自己肯定感も身につく訳です。

 

親もあまり言うこときかない我が子に過大な期待はしていないので、時より見せる成功にとても喜び、きっと沢山褒めてしまうだろうと思います ← これが強い自己肯定感となります。

 

子どもが経験する前に、親が細かいことを伝え過ぎれば子どもは不安になり挑戦意欲が萎えてしまいます。

 

 

小さい頃は親がマイナスになるであろうことを伝え続ければ、失敗を最小限にできますが、大きくなるにつれて離れている時間が多くなり伝え続けることには限度がでてきます。

 

大きくなってから、「はいこれからは自分で考えてね?」と急にはできませんから、4-5歳頃から、子どもに選択させる癖を親自身が身につけるといいかなぁと思います。

 

4-5歳頃から、

いずれ親から離れていくことを想定しどんなことを身につけさせたらいいのか?

どんな力が必要なのか?

を親が考えながら子育てができたらいいのかなぁと思います。

 

私が心がけていた一部は・・・

  ・生き抜く力=食事の準備、火をつける、切るなど道具を使えるように

  ・健康でいること=体に入れるもので決まること・あそび,運動する・太陽の重要性

  ・人間も動物だということ=動植物の世話を通して学ばせる

・人間は1人では生きていけない=仲間を大切に・感謝の気持ち

等です。

 

中学・高校生になると感情も複雑になり、いわゆる思春期 (嵐が吹きまくっている)には、特に親はあまり口を出さないことをオススメします。(嵐が止むのを信じて待つ)

 

大人にならなくちゃいけないと意識しはじめ、同時にホルモン・体の変化もあります。

心と体がアンバランスになっていて、とてもしんどいです。

 

嵐の中で倒れないように踏ん張っているんだな、頑張れ! 

と願っていれば伝わると思うんです。(この時期に運動している子は、アンバランスなしんどさが少ない傾向あり)

 

運動する・太陽浴びる・汗をかく・お腹が空く・食べる・寝る

= ホルモンバランス整えてくれる

=健康でいる

ということです。

 

 

もし、体・もしくは心が不安定さがひどい場合は

 

・何かのせいにしない 

・親から過剰な心配な思いを子どもに伝えすぎない

・ポジティブな考え方を伝える

・第3者へ相談する 学校、育児相談、カウンセラーなど

・今までとは違う行動をさせる 運動、趣味、あそびなど

・環境を変える

・寝れない、食べれない は注意信号

・病院での相談には注意が必要=すぐに病名を付けたがり薬をのませたがるが、神経系の薬のほとんどが害であることを認識しておいてほしい

 

等を意識しながら、自分と向き合う時間をじっくりつくって静かに見守り、子どもからのヘルプがあればその時に一緒に考えてあげてください。

 

でも・・・・

終的な選択は子どもにさせる? 

ような感じがいいかなと思います。

 

お子さんとの相談時、娘さんの場合は父・母どちらでもいいのですが、息子さんの場合は父親と話す機会を多く持ってもらう方がいいかもしれません。

 




 

 

母親は息子に対して世話を焼き、依存させる傾向がある

 

 

心理学的観点からは、母親が世話をやき、依存させることは娘よりは息子に向かいやすいと言われており、娘には他者を世話する側になるよう育てる傾向があります。

 

C・オリヴィエの指摘によると、「母親はゆりかごの中で男性を所有する」といい、それには妻を顧みない男性の愛を得るという痛々しい願望が存在するそうです。

 

お母様方からよく聞くのも、

いつでも息子の方が気にかかる

息子はいつまでも手がかかって世話がやけるのよねぇ

などなど・・・

 

嫌そうな話だけど、嬉しそうに語っておられるんですよね。

 

いつまでも世話をされることは、息子にとってある意味居心地の良いことでしょうが、それが少しずつ自立を阻んでいることでもあるとことは忘れないでほしいです。

 

 

以前のコラムでも記載しましたが、子どもは親の所有物では無いので一人の人間として向き合わなければいけないですし、一人の人間として向き合うということは、親の言いなりにするのではなく

あなたはどうしたいのか? 

と相手に選択させることなのです。

 

特に母親は、息子さんに対して要注意です。

 

今の子ども達は本当に賢いですよね。

さすが成熟した社会で育ってきている子どもです。

言われたことを守り、従っている子が多数という気もします。

 

でも本当にそれでいいのか・・・とも思うのです。

 

もう少し、ふざけたり・いたずらしたり・だだをこねたり

もう少し、大人に対し、反論・反発・主張してもいいんじゃなかろうかと・・・

 

会社や社会・親が言うことが正しいと信じてもらいたくないというか、

いつも疑問を持ち、自分の考えを持っていてほしいような。

 

 

お父様方は会社でそんなことを思われたりしませんか?

機会があればぜひ、ご友人やご主人に聞いてディスカッションしてみるのはどうでしょうか・・・

 

情報が多く、豊か過ぎる現代においては頭でっかちになり過ぎてしまわないように・・

 

子どもは未成熟なものなので、幼児期に しっかりさせ過ぎないことに気をつけたいなと思います。

 

イメージとして 「クレヨンしんちゃん」 みたいな感じの子が、もう少し増えてほしいなぁ と願っています・・・・が皆さんはどうでしょうか・・・

 

いやいや切に願うことは、日本はもっと子どもや子育て世代に優しく接する年配者が増えてほしいし、

子どもや子育て世代を応援する制度を確立してほしいですね ?

 

子ども1人生まれたら、1,000万円贈呈とか住居の提供などの制度できないですかね・・・

 

あなたならどんな制度が欲しいですか?

 

 

おまけ・・・子育てが大変な理由は、取り扱い説明書なんてものは無く、決められた通りに動けず、予想ができない・・・からですね。

システムをプログラミングされたロボットであれば全て思い通りに操縦できますが。(楽ちん・簡単)

ただし自立的に自分で考えて行動することはできないです。

 

母乳やミルク・食事を時間だけの判断で与えてしまっていれば、それはロボットへ充電しているのと近い行動、あるいはペット。

 

赤ちゃんは、必ず泣いて伝えてきてくれます。

赤ちゃんがどうしたいのか、何をしてもらいたいのかを、あれかな、これかなと聞いてあげてから対応してあげてください。

 

しっかり空腹感を赤ちゃんに経験させ、お腹がすいたよーと大泣きさせ訴えさせる行動をとらせてあげてください。

これは命の危機を訴える、とても大事な練習ですから。

 

しっかりとした空腹感→大泣きして訴える→ミルクで満たされる→満足感・達成感→幸福感

これこそが ゛全ての欲求の土台゛ となるからです。