人の身体を動かしているのは骨と筋肉です。 筋肉・関節・骨のヘルスケア(第1回)

 

 

 

 

 

こんにちは。

はじめまして、バンコクで理学療法の治療院を経営している土井美苗と申します。タイでは名前をニックネームで呼ぶため、いつもはToyoさんと呼ばれています。なので、今後はToyoというニックネームで登場すると思いますので、よろしくお願いいたします。

 

今回から数回に亘って、筋肉や関節について基礎的な知識のご紹介と、筋肉や関節をケアすることの大切さについて紹介していく予定です。

 

1回目は、まず、骨と筋肉のしくみや構図についてご紹介したいと思います。

みなさんは、体の様々な活動は筋肉の動きからは始まるということをご存知ですか?

筋肉のしくみや役割をしることで、日ごろから筋肉をケアすることが大切だとわかっていただけると思います。

 

 

骨と筋肉が体を動かす

 

人間の体はたくさんの臓器や器官によって成り立っていますよね。そんな中で骨と筋肉は、人体を形づくり、身体を自由に動かす働きを担っています。

 

人体は、土台となる骨、骨をつなぐ関節、骨と関節を動かす筋肉で構成されています。

コリや痛みを解消するためには、これらの働きを少しだけでも知っておくと、治療に対する意識も変わりますし、セルフケアの大切さも実感していただけると思います。

 

直立二足歩行ができるのは人間だけ

 

人体は、なんと約200の骨と、約260の関節で構成されています。

そして、二本足で垂直に立ち、歩くことができるのは、生物の中でも人間だけであり、人間の最大の特徴のひとつです。

 

歩行は、骨盤で内蔵を受け止め、大腿骨で上半身を支える構造の骨格であるからこそ可能な動きです。

毎日当たり前ののように行っている歩行ですが、骨と筋肉の精巧なつくりと効率的な連携によって行われています。

 

体や関節は、さまざまな筋肉が同時に協調、あるいは拮抗して滑らかに動いている

 

当たり前に動く私達の身体は、さまざまな筋肉や関節が同時に協調し、あるいは拮抗することにより、滑らかに動いています。

目に見えないだけに、骨や関節、筋肉などについて考えることはまずない部分でありますが、私達の身体を動かしてくれているとても大切な臓器になります。

骨、関節、筋肉について、個別に見ていきましょう

 

体を支え脳や内臓を守り血液を作り出す「骨」

人の身体は、約200の骨で構成されています。

骨には「身体をささえる」という役目以外に「脳や内臓を守る」「血液を作る」「カルシウムなどのミネラルを貯蔵する」といった重要な働きがあるんですよ。

 

骨は、人体を形成しながら、やわらかい脳や心臓、肺などの大切な臓器を囲み、外部からの衝撃から守ってくれているんです。

 

また、骨の中心部には空洞があり、骨髄と呼ばれる柔らかい組織で満たされています。

骨髄の中では血液が作られます。酸素やに二酸化炭素を運ぶ赤血球、人体に侵入した異物を撃退するリンパ球などの白血球、血管が傷ついたときに傷口を塞ぐ血小板板などです。

 

骨は常に新陳代謝されていて、体内のカルシウムやリン(ミネラルの一種)のバランスを保つ働きもあります。骨の中には骨に栄養を運ぶための血管や、情報を伝達する神経も通っています。

 

骨と骨をつなぐ関背が自由な動きを可能にする

 

関節とは、骨と骨の結合部分のことです。向かい合う骨は軟骨で覆われ、関節包(かんせつほう)に包まれて靭帯(じんたい)で補強されています。

 

主に6種類の形の関節が、体の複雑な動きを可能にしています。

少し専門的になってしまいますが、6種類の関節について簡単に紹介しておきますね。

 

① 球関節(きゅうかんせつ)・・・球状の骨頭により、前後左右の動き、回転などが可能になります。肩や股関節などです。

② 蝶番関節(ちょうばんかんせつ)・・・骨同士が扉の蝶番のように合わさり、一方向への動きが可能になります。肘の腕尺関節(わんしゃくかんせつ)などです。

③ 車軸関節(しゃじくかんせつ)・・・一方の骨を軸に、もう一方の骨が回転します。ひじの橈尺関節(とうしゃくかんせつ)などです。

④ 平面関節・・・平面同士が重なり、わずかにずれることが可能です。背骨の椎間関節などです。

⑤ 鞍関節(あんかんせつ)・・・馬の鞍が組み合わさったような形で、互いの直角方向への動きが可能です。手の親指の関節などです。

⑥ 楕円関節(だえんかんせつ)・・・楕円形をした骨頭により、左右、前後への動きが可能です。手首の橈骨手根関節(とうこつしゅこんかんせつ)などです。

 

筋肉は動いているとき以外にも姿勢を保つために働いている

 

骨と関節で構成された体、腕や脚などを機能させるのが筋肉です。人体にはおおよそ600の筋肉があります。

 

筋肉は主に3つの種類に分けられます。

 

① 自分の意志で動かせる「骨格筋」

② 心臓を動かす「心筋」

③ 血管や胃腸などの臓器を動かす「平滑筋」

 

この筋肉の種類については、また詳しくご紹介しますが、②と③は自分の意志では動かせないため「不随意筋(ふずいいきん)」とも呼ばれます。(骨格筋は随意筋)

 

腕や脚、身体を動かすのに重要なのは「骨格筋」です。

 

骨格筋は、骨に張り付いていることからこう呼ばれます。

骨格筋には、主に伸びたり知人だり(収縮と弛緩)することで骨・関節を動かす動きと、姿勢を保つという働きもあります。

 

つまり筋肉は、何もしないで立っている、座っている状態でも働いている(緊張状態にある)のです。

体のコリ、痛みの原因のひとつは、これら筋肉の疲労にあるということを、ここでは知っておいてください。

 

次は、歩行に使われる主な骨と関節、筋肉についてご紹介します。

 

歩行に使われる主な骨と関節

 

を前方に出し、地面をけって着地するという一連の歩行の動作をスムーズに行うとき、二足歩行の人間では、腰から下の下半身が歩行の大きな役割を担っています。多くの骨と関節が連携して動いています。

 

 

歩行に使われる主な筋肉

 

歩行の際に下半身を動かしているのは筋肉の動きです。腰と足全体の筋肉が歩行に合わせて複雑に収縮します。

筋肉の動きと骨の支えがひつとになり、人にしかできない歩行を可能にしています。

 

骨と筋肉で体を支え守っています。

 

私達の身体は、骨や筋肉がなかったら姿勢を保っていることができません。

骨と筋肉でバランスを保ち、体を支えているのです。また、脳や内臓を守るための役割も担っていますよ。

 

骨の最大の役割は体を支えること

 

骨の最大の役割は体を支えることですが、姿勢を維持し、直立二足歩行でも受ける衝撃を吸収する働きもあります。

体を動かす筋肉は骨格筋といい、骨に付着して骨と一体となることで体を自由自在に動かすことができます。

 

骨は内臓も守っている

柔らかい脳を守る頭蓋骨、肺や心臓を守る肋骨など、骨は内臓を守る役割も果たしています。骨格がない腹部では、筋肉が内臓を守っています。

 

全身の主な骨格と筋肉の名称を知ろう! 筋肉・関節・骨のヘルスケア(第2回)

 

筋肉・関節・骨についてもっと知りたい方は、バンコクRENEスパのホームページでご紹介しておりますので参考にしてください。