皮膚から吸収された毒素は排出されにくい バンコク ヘルスケアライフ ❤ RENE Thailand

これまでの記事では

* 現代社会では、食事や生活用品、大気汚染などから普通に生活しているだけでも有害物質や毒素を摂取してしまう

* これを完全にシャットアウトすることは、もはや不可能といえる位、巷には合成化合物や有害金蔵等の毒素があふれている

ということをご紹介してきました。

 

また前回の記事では、これらの有害毒素を口から摂取した場合、腎臓や肺、腸で受け取りを拒否されてしまい、体外に排出されないという状況になり、肝臓の解毒システムに影響を及ぼし、さまざまなトラブルを引き起こすことをご紹介しました。

 

そして、もっと大変なのは、皮膚から経皮吸収された毒素です。

口から摂取した毒素はやっかいな有害毒素以外はほとんどが肝臓で解毒されますが、皮膚から吸収された毒素は肝臓などの消化器官からのサポートを受けることができないので、そのほとんどが排出されないのです。

今回は、経皮吸収された毒素の怖さについてご紹介します。

 

皮膚から経皮吸収された毒素は排出されにくい

 

皮膚から吸収された化学物質等は、なんと、10日経ってもその10%ほどしか排出されないのです。

すごく怖いことですよね~。

 

口から吸収したほとんどの化学物質は、肝臓を通り分解されて尿や便として、およそ10日間で90%は排出されてしまいます。

 

しかし、皮膚等の経皮から吸収したものは、消化や分解する器官を通らないので、そのまま皮下脂肪に蓄積されたり、血液を通って子宮や脳に蓄積されてしまうんです。

 

化学物質が肝臓を通った場合と比べて、皮膚を通った場合の分解率は、なんと・・・たったの2%しかないと言われています。

 

 

化学物質は分子が小さく皮膚から吸収されやすい

 

皮膚から吸収された化学物質は、なかなか分解されないだけでなく、とてもとても吸収されやすいという性質があります。

このことを説明する前に、少しだけ皮膚の構造についてご説明しておきますね。

 

皮膚というのは、表皮、真皮、皮下組織の3つの層で構成されているのですが、その中でも表皮はさらに何層かの角質層でできています。

 

実は、身体の場所によって角質層の厚さが違います。

瞼の下などは非常に薄い事は、皆さんも実感されていると思います。

 

通常、角質層は分子量500以上の微生物やウィルスの分子を通さないようになっています。

これをお肌のバリア機能というのですが、自然界に存在するものは、この角質層を通過できないと言われています。

 

ところが・・

現在は、界面活性剤を始め、たくさんの化学物質が私達の日用品等に使われているのです。

それらは極めて小さな分子の集合体であり、皮膚の分子量よりも小さいため、私達の皮膚を簡単に通り抜けてしまうのです。

 

化粧品に使われているアンチエイジングの有効成分で知られるヒアルロン酸は、実は分子量が皮膚の分子の100万以上の大きさになります。とても大きな分子なのです。

コラーゲンはもっと大きいため、通常ではお肌に浸透することは絶対にありえないのです。そのため、界面活性剤等の化学物質を同時に使い、角質層のバリアを破壊して、これらの有効成分を角質層に浸透させるという方法が取られています。

 

今は安全な界面活性剤もたくさん開発されていますので、神経質になる必要はないと思いますがタイに輸入されている中国製品などは信じられないような成分が未だに使われています。

 

その点で日本製品はタイではとても安心できる商品だと認められているのですが、意外にも日本は化学物質使用大国です。食品等も農薬等の化学物質を大量に使用している国であり、けっして日本製だからといって安全だとはいえないのです。

 

なので個々の責任で、しっかりと内容成分を確認してから使用していただくことが必要になってきます。

 

 

皮膚から吸収されて分解されない毒素が蓄積される場所とは?

 

皮膚から吸収された毒は、一度吸収されると皮下脂肪に蓄積されます。それが、血液などを通って体全体に回ります。

多くの化学物質は脂溶性のため、皮下脂肪はもちろん、脂肪の塊である脳や肝臓にも蓄積されると言われています。

 

さらに女性は子宮に、男性は前立腺に蓄積されやすいとも言われています。

 

 

皮膚から吸収された毒と関連づけられている病気

皮膚から吸収された毒素と関連つけられている病気の中で最も多いのは、皮膚の病気です。

肌荒れ、湿疹、アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などです。

 

そのほか、婦人科系の病気(子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣脳腫)、癌(乳癌、子宮癌、前立腺癌等)、脳に関する病気のうち認知症やアルツハイマー病も経皮毒が要因の1つだと考えられています。

 

けれど、病気と皮膚から吸収された毒とを直接関連付けることはとても難しく、可能性があったとしても原因として特定することは難しいことから、経皮毒を真っ向から否定される医療機関が多いのも事実です。

さらに、皮膚から吸収された毒について調査研究が行われているものの、正式に学術的な発表がなされていないということも、皮膚から吸収された毒を否定する材料になっています。

あるのです。