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このコーナーでは、「腸」についての様々な情報をご提供しております。
前回は、全身の問題が腸から起こっている可能性があるという話をさせていただきました。
今回は腸内細菌で性格も変わるという驚きの研究結果についてご紹介したいと思います。
人の性格が腸の細菌によって決まっている??
人の性格が腸の細菌によって決まっていると言われたら、みなさんはどな風に思われますか?
そんなバカな!!
というのが正直な意見だと思いますが、意外にもこれは本当の話なんです。
ある細菌が腸にいるときは、性格が大人しくなったり鬱ぽくなったり・・・
反対にある細菌が腸にいるときは、性格が大胆になって怖い物がなくなったり・・・
といったことを研究した結果は結構たくさんあるんです。
みなさんは「寄生虫」という言葉を聞いたことはありますか?
よく耳にするのは「サナダムシ」ではないかと思うのですが、昔、モデルさんなどが痩せるために、腸内にわざとサナダムシを飼うといった恐ろしいダイエットをされているということで話題になったことがあります。
そんな犬や猫じゃないんだから、体の中に虫が存在するなんて考えるだけで恐ろしい~
と思いますよね。
でも、実は80%くらいの人が、腸内に寄生虫を持っているんですよ。
寄生虫は、サナダムシのようにでっかいものから、顕微鏡で見ないとわからないようなミクロのものまで大から小までピンからキリまでいるんです。
まさか、戦時中じゃないんだから栄養状態も良いし、寄生虫なんているわけないと思いますが、みなさん、けっこう寄生虫を持っているんです。
これらの寄生虫の他にも、悪い大腸菌とかガンジタ菌などの悪い菌が、実は腸内にはウヨウヨといるんです。
トキソプラズマに感染したネズミは猫に捕獲されやすく性格を変える
これらの寄生虫は人間にものすごく影響を与えていて、寄生虫の中には性格を変えてしまう寄生虫もいるんです。
そいつが・・・トキソプラズマという寄生虫なんです。
トキソプラズマは妊婦さんの体内に寄生すると流産や先天異常を起こすトラブルになるため、過敏に反応しないといけない寄生虫であり、妊娠された方ならたぶん聞いたことがあると思います。
このトキソプラズマは、慢性的に腸の中にいることがあります。
ある研究者が、「自分の腸の中にトキソプラズマがいるんじゃないか?」と自分自身で疑い、実際に検査したら腸内に住み着いていたことがわかりました。
この研究者が、トキソプラズマが腸内にいるかもしれないと疑った理由は、実は自分の性格が突然変わってしまったからなんです。
意欲的で活動的だった性格が、無気力になり、動作も緩慢になってきたそうです。
さらに、歩いている時に、車に激しくクラクションを鳴らされた際、驚きもせず恐怖心も覚えず、車に惹かれないようにすばやく移動しなかった自分に驚いたそうです。
トキソプラズマが無気力にさせ、動作を鈍くして、恐怖に対して鈍感にさせる・・・という研究結果があることを、この研究者は知っていたのです。
トキソプラズマは、通常猫の体内に寄生しているのですが、その感染ルートが「ねずみ」なんです。
通常、トキソプラズマはネズミに寄生しており、その寄生したネズミを猫が食べることで感染していきます。
驚くことは、トキソプラズマはねずみが猫に捕獲されやすくなるように、ねずみの性格を変えてしまうのです。
普通、猫がそれほどねずみに遭遇するものではありません。
そして、遭遇する確率が高かったとしても、すばしっこいねずみが、簡単に猫に捕獲されるとものではありません。
そのため、トキソプラズマは、ねずみが猫に捕獲されて食べられやすくするために、ねずみそのものの性格を変えてしまうのです。
ねずみの腸内に寄生したトキソプラズマは、腸と脳を繋ぐ神経を伝達して脳に指令を出します。
トキソプラズマがどんな指令を出すかと言いますと・・・・
まず動きを鈍くします。
次に無気力にします。
そして、猫を見ても「怖い」と思わなくさせ、恐怖に対して鈍感にさせてしまうのです。
そのため、ねずみは猫に遭遇してもビビらなくなり、逃げることもなく、いとも簡単に捕獲されてしまうわけなのです。
なので、動作が緩慢で、犬や車など危険なものに遭遇しても怖がらない猫がいたとしたら、トキソプラズマに感染している可能性があるかもしれませんね。
砂糖を要求するカンジタ菌
寄生虫の他にも、腸内に住み着いている代表的な悪玉菌である「カンジタ菌」は、腸内で砂糖を餌にしているため、人間に対して砂糖を食べるように促します。
なので、ダイエットをしたりして砂糖を食べないでいると、「砂糖を食べてください~」と指令を出したりするんです。
ダイエットをしている時に、どうしても甘いものの誘惑に勝てなくて挫折していまう人は、ひょっとしたら腸内にガンジタ菌が住み着いていて、ガンジタ菌が砂糖を要求するため、ダイエットに失敗してしまうのかもしれません。
うつ病だと思っていたのが本当は寄生虫が原因?
寄生虫が人の性格を無気力にして、動作を緩慢に変えてしまうということが本当であれば・・・うつ病と診断された人も。実は腸内に寄生するトキソプラズマが本当の原因だという人も中にはいるかもしれません。
通常、これらの性格の変化は、ほとんどが「うつ病になったのではないか」と考えられてしまうのではないでしょうか?
この研究者のように、自分で自分の腸内にトキソプラズマが寄生していると考える人はほとんどいないと思います。
現在、うつ病になる原因として考えられているのが、
脳の神経伝達物質のセロトニンが少なくなっている
とうことです。
なので、治療としては、少なくなった神経伝達物質を増やす薬を投与するなどの治療がなされています。
このセロトニンは、腸の中で作られる神経伝達物質になります。
けれど、うつ状態になる本当の原因が、トキソプラズマの寄生によるものだとしたら・・・、いくらセロトニンを増やす薬を飲んでも効果が出ないということがいえます。
けれど、このトキソプラズマが寄生しているかどうかの検査は、遺伝子をチェックしないといけないため、かなり大変な検査になるため、通常では行われるものではありません。(なので、無理矢理検査してくださいということではありません)
なので、普段から腸内に寄生虫が住み着いたり、悪玉菌をたくさん常駐させたりするような腸内環境にしておかないこと、つまり、トキソプラズマやカンジタ菌が住み着かないように、日頃から腸内のケアを怠らないことが重要になってくるのです。
そんなことから、私達は、「脳の機能」や「性格」とかも、腸内細菌や腸内に寄生しているものに多分に影響を受けているということを知ってほしいと思います。
薬の投与だけでは良くならないのはトラブルの原因が多様化しているから
様々な体のトラブルですが、まず、治療の第一段階で行われるのはその症状に合った薬を飲むことです。
けれど・・・
薬を飲んで変わる、変わらない・・・効果がある、効果がない・・・
という状態は、どうしても出てきます。
すべての疾患の原因、すべてのトラブルの原因が、1つだとは限らないケースが多いからです。
なので、私達は、身体に今生じているトラブルや疾患に対して、薬を飲むことで対処しているつもりでも、全く対処できていないという場合もあります。
では、薬を飲んでもなかなか効果が出ない場合どうすればいいのか?
ということなのですが、ほとんどの疾患がおおごとになってくる原因として、腸のトラブル、腸内の環境が乱れたことに起因します。
そのため、私達は、トラブルが出てている症状だけを捉えるのではなく、全ての疾患は腸から始まっているということを念頭に置いて、普段から「腸を労わる」ということがとても大切になってくるのです。
けれど、腸を労わるというのは、
ヨーグルト等の発酵食品を食べる
腸を冷やさないようにする
といったことに気をつければ良い、といった単純なものではありません。
腸を労わるのは、結構大変なんです。
「普段何を食べているもの」によっても、腸に炎症を起こす可能性がありますし、腸のトラブルがある状態で「腸に良いとされているもの」を食べても全く効果がありません。
何を食べるのではなく、何を食べないか? ということも、しっかりと考えていく必要がありますし、食べない時間を作って、腸を休憩させてあげることも必要になってきます。
また、便秘があると何をしても効果が出ないため、最初に便秘を治すことから取り組まなければならない人もいます。
腸は、私達が食べ物を摂り続ける限り、毎日、一生懸命に働いてくれています。なので、腸の働きに見合ったきめ細やかなケアをしていってあげる必要があります。
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今後も続けて、腸活について情報発信していきますので、是非、参考にしてくださいね。
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