今回は、ダイエットのためにも、腸内環境改善(腸活)のためにも、とても効果的な「間欠的ファスティング」についてご紹介したいと思います。
この間欠的ファスティングは、今も続いて研究されいてるファスティング方法になるのですが、100人お医者さんが本を書いたら100人とも効果があると紹介されるほど、本当に美と健康には非常に効果があるファスティング方法になります。
今回、この記事を紹介する担当者のバンコク リンパマッサージ&理学整体スパRENEの店長である私は、すでにこの間欠的ファスティングを2年以上続けておりますが、このファスティングを始めてから風邪もほとんどひかなくなり、体重の変動もあまりなくなりました。
けれど、今年4月から大腸外科医の石黒成治先生のオンラインスクールで腸の勉強を始めるまでは、かなり自己流でやっていたため、本来の効果の半分ほどしか結果が出ていおりませんでした。
というのは、先生の指導にもとづき正しい間欠的ファスティングを始めたところ、なんと3か月で体重は3㎏減り、ウエストサイズも3㎝ほどダウンしました。さらに、腸内環境がとても良くなり、便秘もかなり改善されてきています。
正しく間欠的ファスティングをしたビフォーアフター状況は下のブログで紹介しております。
ということで、私自身が身をもって効果を実感できているダイエット方法&健康維持方法になるので、是非、みなさんにも知っていただきないなと思います。
(ただし、やり方につては、自己流でやると私のように効果が半減したり、副作用的なものが出る方もいるので、そこは医師の指導のもと正しい方法で行ってほしいと思います。なので間欠的ファスティングにご興味のある方は LINE等 によりバンコクRENEスパまでお問合せください)
間欠的ファスティング方って何?
ではでは、とっても効果がある間欠的ファスティングですが、そもそも間欠的ファスティングってどんな食事方法なんでしょうか?
簡単に言いますと、「1日を食べる時間と食べない時間に分ける」という食事方法であり、
1日の食べ始めから食べ終わりまでの時間を8時間以内にする食事法
になります。
ということは、16時間食べない時間をつくるということになるので・・・「16時間ダイエット」ともいわれています。
食べない時間は、水やお茶、ナッツやブルーベリーなどの果物を摂取することはOKですが、糖質は一切とってはいけません。
そして、食べる時間は、糖質を制限付きで摂取又は全く制限せずに摂取します。
この食事法は「糖質制限食事法」とは違い極端な糖質制限はありませんが、目的は「糖質をたくさんとっても大丈夫な体をつくる」ことなので、糖質制限を一生続ける必要はありません。
ただし、この食事法を始める最初の時期は、身体が作り変えられるまで糖質に関しては控えめにすることが必要です。
では、この間欠的ファスティングをすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
間欠的ファスティングのメリット
では次に、間欠的ファスティングをすることのメリットについてご紹介して行きたいと思います。
インスリン抵抗性が改善する
まず、間欠的ファスティングをすることの最大のメリットは、「インスリン抵抗性」が改善することです。
インスリンに対しる感受性が高くなるため、糖質を食べても代謝が早くなります。つまり、間欠的ファスティングをすることでインスリン抵抗性を改善して糖質をとっても大丈夫な体に作り変えていくことができるのです。
インスリン抵抗性とうのは聞きなれない言葉で、糖尿病を患っている方等のほかはあまり知られていないと思いますが、これは体の消化システムの中では一番考えて対処していかなければいけないものなので、少し簡単に説明しておきますね。
私達の体は、糖質が体に入ってくると、膵臓からインスリンというトラックが出動して糖質(厳密には糖質が分解されたグリコース)を細胞に運んでくれます。
そうなのです、このインスリンがないと糖質は、単独では細胞内に吸収されないのです。
なので、糖質を摂取すると、かならずインスリンが出るということを覚えておいてくださいね。
糖質を摂ると、すぐに血糖値が急激にあがります。けれどすぐにインスリンが出てその糖質を細胞内に運んでくれるため、血糖値はまたすぐに正常値に下がります。これが普通の状態なのですが、インスリン抵抗性になっている方は、血糖値が下がるときに正常値よりも下がりすぎてしまうのです。
どういうことかといいますと、インスリン抵抗性という状態になっている人は、糖質をエネルギー源として使用している「シュガーバーニング」という代謝システムになっているのですが、このシュガーバーニングになっていると、身体がエネルギー源として糖を欲するので、常に糖を取り続けるのです。
つまり甘いものがやめられない~という状態がまさしくこの状態なのです。(このことについては、代謝システムのページで詳しくしくみを紹介しておりますので参考にしてくださいね。)
ということで、常に糖質を摂り続けていると、エネルギー源となる糖質を細胞に運ばなければいけないので、インスリンのトラックが出動し続けることになります。
すると、血管の中はインスリンだらけになり、体内の細胞は糖質過多の状態になって、トラックから糖質を受け取ることを拒否するようになるのです。
この状態をインスリンに対する感受性が鈍くなるといいます。
そして、この後に起こるのが・・・・
細胞が糖質を受け取らなくなるので、糖質が体の中にあふれるという状態になってしまい、AGE(糖化現象:余った糖と体内のタンパク質が結びつき細胞がコゲて硬くなってしまう現象で蓄積されると様々な病気を引き起こす)による炎症が起きたり、肥満になったり、糖尿病を招いたりすることになるのです。
なので、インスリン抵抗性というのは、ダイエットにも健康にも非常に関連してくる怖いものなんです~!!
インスリン抵抗性については、前回ご紹介しましたので、その記事を参考にしてくださいね。
けれど、間欠的ファスティングで16時間の断食をすれば、その間は糖質をはじめ栄養が体内に入らないので、インスリンのトラックは血管内にいなくなります。
インスリントラックの台数が減れば、細胞はまた元気を取り戻して働けるようになり、「こっちは準備万端だぜ~、いつでも出動できるよ~」と、糖質(グリコース)が来るのを、今か今かと待ち受けるようになるのです。
この状態のことを「インスリンに対する感受性が高くなる」と言います。
すると、血糖値も適正になり、糖質が多すぎることによって引き起こされる様々な弊害がなくなるわけなのです。
レプチン(満腹感を出すホルモン)抵抗性を改善する
2つ目のメリットは、「レプチン抵抗性」も改善することができるところです。
レプチンというのは、脂肪細胞から分泌されるホルモンであり、体に「もう食べるのはやめなさい!!」「満腹です!!」という指令を出してくれます。
私達が、「おなかいっぱい」という状態を感じることができるのは、このレプチンの働きのおかげなのです。
このレプチンの働きが鈍いとどうなるかと言いますと、いくら食べても満腹感が得られないため体の中では大変な状態になってしまうのです。
このレプチンが出ない病気があります。
脂肪がつかず痩せていくまれな難病の「脂肪萎縮症」というものなのですが、全身または部分的に脂肪組織が萎縮します。
この病気は、食事で摂取したエネルギーを脂肪組織に蓄えられなくなり、本来なら脂肪組織から分泌されるレプチンなどのホルモンが欠乏するのです。外見は著しく痩せるのですが、食事制限や過度の運動などから生じる「痩せ」とは異なります。
「脂肪がたまらない」とうのは、一見、太らなくて良さそうに聞こえるが、そうではありません。通常は皮下などの脂肪組織に蓄えられるはずの脂肪が、血液中や肝臓、筋肉などに大量に流れ込んでしまうのです。
そのため、糖脂質代謝異常が生じ、脂肪肝や糖尿病、高脂血症などの合併症を引き起こすのです。また、重症の肥満症と同じく、インスリンがその作用を十分発揮できず、血液中のブドウ糖を筋肉などに取り込みにくくなるインスリン抵抗性状態になります。
この病気のことを聞くだけでも、レプチンというホルモンがないと大変なことがわかりますよね。なので、この病気にはレプチンを外部から補充する治療などが行われ効果を発揮しているそうです。
さて、このレプチンですが、「脂肪萎縮症」等の病気だけでなく、糖質の摂取が多くなることでも分泌が抑えられてしまうんですよ~。
なので、満腹になったことがなかなかわからず、本当はお腹いっぱいになっているにもかかわらず、だらだら食べ続けるという状態に陥ってしまうのです。
16時間、糖質を体内に入れないということは、レプチンの分泌が阻害されないため、次に食べた時にレプチンがしっかりと働いてくれるおかげで満腹になったことがはっきり認識できるようになります。
つまり、むやみに食べ続けてしまうライフスタイルから抜け出すことができるようになるのです!!
ファットバーニングの代謝システムに戻るのを促進する
3つ目のメリットは、体が本来の自然な代謝システムのあり方である、脂肪酸をエネルギー源とする「ファットバーニング」のシステムに戻るのを促進してくれることです。
ファットバーニングこそが、人間本来のエネルギーシステムと言われています。脂肪酸をエネルギー源とするため体が無理をしないので、もともと備えているパフォーマンスが自然に発揮できるため、脳にとってもベストの状態に戻れます。
ファットバーニングの代謝説明についてはこちらで詳細を掲載中
間欠的ファスティングをすると、代謝のスイッチを糖質中心の代謝であるシュガーバーニングから脂質中心の代謝であるファットバーニングへと変換することができます。
糖質中心の栄養のスイッチが入っている状態を脂肪中心の栄養のスイッチに変えるということは、つまり脂肪を蓄えるスイッチから脂肪を燃やすスイッチに切り替えるということになるので、当然痩せていきます。
さらに・・・
お昼を食べないとフラフラだという人は糖質(ブドウ糖)のスイッチしか押されていない人であり、脂肪を燃やすスイッチがほとんど入っていません。こういう人は、例えば大災害等がおきて、糖質をとれない状態になったとき倒れてしまう体ということになるので、糖質を摂らなくても大丈夫な体にしておく(つまり脂肪酸からエネルギーを作り出すことができるファットバーニングの体)ことは非常に大切です。
もちろん人間の体には糖分が必要です。しかし、実は、糖分を摂らなくても脂肪から糖分を作り出すことができるんです。これがケトン体といわれるものであり、このケトン体を作り出すことができる体を手にいれるためにも、間欠的ファスティングはとても有効的な食事方法なのです。
間欠的ファスティングのやり方
間欠的ファスティングのメリットについて、理解していただけたでしょうか?
この間欠的ファスティングは、毎日継続しなくても1日おきにおこなうだけでも、かなりの代謝障害、ホルモン障害が改善されます。
さらに・・・
定期的にエネルギー摂取を制限するということは、慢性の炎症などの多くの代謝異常を改善し、神経変性の進行を食い止めることもわかってきています。
慢性の炎症は、つねに免疫反応のスイッチがオンに入っている状態になっていることを意味します。
免疫細胞のスイッチが押され続けている場合、今回のコビット19をはじめとする感染症の脅威にさらされた時に、適切に対応することが難しくなります。そのため、ファスティングによる慢性炎症の改善はダイレクトに免疫機能の改善にもつながります。
私は、前職が警察官であったため、常に不規則な食生活を送っておりました。なので1日のうち決まった時間に食事を摂取することができませんでした。
そのため、16時間食べない時間を作るということはいとも簡単にできてしまったのですが、普通の方は、16時間も食べない時間をつくるというのはとても辛いことになると思います。
なので、無理はしないで、最初は12時間だけでも食べない時間を作ってみてください。睡眠の時間をその中に加えることで、12時間であれば比較的簡単に食べない時間を作ることは可能になると思います。
そして、徐々に1時間増やし、2時間増やし・・・といった形で、食べない時間を増やしていってほしいのですが、ここで頭痛やふらつきなどが起こる方もまれにいます。
そういった方は、無理せずにその時点で止めてくださいと石黒先生は指導されています。
先生の患者さんの中には、5~6回挑戦してやっと頭痛やふらつきなどが起きない状態で食べない時間をつくることができるようになった方もおられるそうです。なので、できないからといって無理をしないで、一旦やめて、また新たにチャレンジするという方法を取ってほしいと思います。
また、ファスティングの間は、かならず水分補給をしてください。先生が奨励されているのはボーンファスティングというもので、ファスティングをしている間、自分で作ったスープを摂取しながら行うやり方なのですが、レシピがありますので興味のある方はRENEスパまでご連絡ください。
間欠的ファスティングは、非常にダイエット効果が高い食事方法であり、安全なものですが、もし既往症などがある場合は、必ず自己判断で行わず担当医師に相談の上でやるか、またはファスティング指導をされている専門医師の指導のもと行ってほしいと思います。
あと、この間欠的ファスティングは、運動と併用しながら行うことで、さらなる効果が発揮できますので、是非、運動も一緒にとりいれてほしいと思うのですが、この運動のやり方を間違えると、筋肉や関節をいためてしまったり・・・とやっかいなことになるケースがありますので、運動に関しても別途ご紹介していきたいと思います。